【創業者紹介】株式会社 振來(ふりっく)

〜フリーランスから、売上を直接収益に反映できる事業主へ〜

代表取締役:改田 健(かいでん たけし)さん

起業概要

起業 2016年
起業年齢 60歳
起業資金 100万円
業務内容 振袖撮影会の請負と、アルバム製作・販売
所在地 さいたま市大宮区
ホームページ

略歴

  • ~広告系カメラマンとして働く
  • 40歳:七五三、振袖のスタジオ撮影をメインに引き受けるようになる
  • 50歳:振袖写真撮影のディレクターに就任
  • 59歳:(株)振來を起業
  • 60歳:高単価での取引を達成

スケジュール

  • 月~木:データ修正、アルバム発注、アルバムのチェック
  • 金  :撮影会の準備
  • 土日 :撮影会

「振袖撮影」を専門にアルバム製作

弊社は振袖撮影とアルバム製作を行う専門の会社です。呉服店が開催している振袖の撮影会を請け負っており、その写真を含めた有料のアルバムを製作・販売しています。振來という社名は、漢字の学者に相談し、振袖の「振」と未来の「来」の字から取りました。この分野では日本でも好成績を獲得していると自負しており、客単価は高水準なのも特徴です。

フリーカメラマンからスタッフを抱える会社へ

元々は広告媒体のフリーカメラマンだったのですが、徐々に制作会社の嘱託として七五三や振袖などのスタジオ撮影を請け負うようになり、50歳頃からは平行して振袖撮影のディレクターとして、着付けから撮影までスタッフ全員の指導も行うようになりました。
そんな折に、ご縁があり、撮影会全般を引き受けることになったのです。元よりデジタルカメラの良さを生かして、さまざまな撮影スタイルに挑戦したい、と思っていたこともあり、スタッフを集めて会社を起こす決断をしました。準備期間がなかったため、春日部にある埼玉県の創業支援施設であるふれあいキューブの創業支援ルームの専門家の方々に相談しながらのスタートとなりました。初めから株式会社にしたのは、この形態の方が銀行から融資を受けやすい、取引先から信用を得やすいなどのメリットがあるとアドバイスを受けたからです。

関係者全員がWIN-WINになる単価の上げ方とは

起業にあたって、まず心掛けたことは販売単価を上げることでした。そのためには自分だけでなくお客様、呉服店、働くスタッフ全員にメリットがなければいけません。
お客様に対しては、30分という撮影時間内にできるだけ多くのポーズを撮影できるように、小道具を円にして並べ、順に撮影していくなどタイムロスを無くすように工夫しました。
呉服店に対しては撮影会にかかる費用は全て弊社で持つようにしました。呉服店は赤字のリスクがなくなるため、撮影会を積極的に行ってくれるようになります。

スタッフのやる気向上で売上もアップ

スタッフに対してはしっかりとした賃金を支払い、質の高い仕事をしてもらうようにしています。近頃は業界全体の賃金が低下していますが、高いモチベーションを持って仕事をしてもらうためには、やはり一定以上の報酬は欠かせません。こうしたことも、自分がフリーの立場だったからこそ、分かることの一つだと思います。また、高い品質の制作物が売上向上にもつながっています。
ありがたいことに、今は請け負っている仕事が多く、次の展開については模索中ですが、これからも「クオリティの高いものを作る」ということをモットーに、商品を提供し続けていきたいですね。

教えて!先輩起業家

続けるためのポイントは?
  • 関係者にもメリットのある提案を!
  • スタッフのやる気を高めると全体の売上もアップする
  • 分からないことは専門家に頼ろう!

(2020年3月掲載)




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    ※当公社とお取引のない方や企業様からの営業メールには返答いたしかねますのでご了承ください。

    【創業者紹介】株式会社 ウッド・アート・ワーク

    〜廃材を使った新しい起業モデルをつくり、社会に貢献したい〜

    代表取締役:横田 唯夫(よこた ただお)さん

    起業概要

    起業 2011年
    起業年齢 67歳
    起業資金 1万円
    業務内容 木の廃材や端材を利用した照明用カバーや名刺入れ等小物の製作・販売
    所在地 川口市
    ホームページ https://www.woodartwork.jp

      略歴

      • 照明器具、建築資材関係の会社にて営業職のほか、木工品メーカーで取締役を務め、商品開発などを行う
      • 66歳:授産施設についての興味が湧き、新しいビジネスモデルについて考え始める
        内閣府主催 コミュニティビジネス起業プランコンペにて受賞
      • 67歳:(株)ウッド・アート・ワークを起業
        木工品メーカー勤務時代の同僚もスタッフとして加わることに

      一日のスケジュール

      • 9:30:出勤、社員の皆さんとまずはお茶の時間
      • 10:00:本格的に仕事をスタート、新商品の開発や事務作業を行う
      • 16:30:仕事を終わらせる
      • 17:00〜:帰宅後は材料の研究や翌日以降の仕事の準備を行う

      「授産施設の労働賃金を上げたい」との思いから起業コンペに参加

      起業のきっかけとなったのは、2010年に内閣府が主催したコミュニティビジネス起業プランコンペでした。以前から障害者福祉に対して関心がありましたが、授産施設の労働賃金の低さを知ってからは「自分ができることは何かないだろうか」と考えていました。埼玉県創業・ベンチャー支援センター(現在は創業・ベンチャー支援センター埼玉)のアドバイザーにこのことを相談したところ、このコンペの存在を教えてもらい、自分なりに新規ビジネスについて考えることになったのです。

      廃材を利用した商品製造で工賃アップを目指す

      コンペでは、突板編込シート(アートウッディ)を利用した製造受託とオリジナル商品開発支援について発表。アートウッディとは、木の廃材や端材を利用したシートで、照明用カバー等に活用できます。廃材を使って商品を作り、原材料費を抑えれば、工賃を上げることができると訴えました。この時はまだ起業について具体的には考えていなかったのですが、入賞し賞金をいただいたからには実際に動かなければ、と周囲の期待に応える形でのスタートとなりました。
      その後実際に県内の授産施設に赴き、この素材を使った製品製作の技術を伝えました。原材料を安く調達できるので、授産施設は販売価格を工賃に反映させることができ、初めてボーナスを出せたと喜んでいました。こうした声を聞くことができるのは何よりの喜びです。

      木工品メーカー時代の同僚と技術を生かした商品づくりを行う

      一方、売り上げのメインはアートウッディを活用した照明カバーの製造や布、和紙の裏側にガラス繊維などを貼り付けて補強する裏打ち加工です。実は会社で働いてくれているスタッフの女性2人は以前、私が努めていた木工品メーカ―の同僚で、メーカー勤務時に培った確かな技術を生かした商品づくりをしてくれています。ほとんどが受注生産で、ホテルなどでランプのシェードや壁紙として使われています。また、最近では大宮アルディージャにサッカー型のランプを納品しました。色加工したシートを組み合わせて作るこうした商品は、チームカラーや大学カラーを取り入れることもでき、他にも商品開発の可能性があるのではと期待しています。

      利益は社会・社員のために。新たなビジネスモデルを模索中

      商品開発のアイディアは色々浮かぶのですが、実は会社を大きくする、という点についてはあまり関心を持っていません。私がすべきことは、お金をたくさん稼ぐより、社会のためになることをしたり、社員が楽しく働いてくれるようにすることです。
      欲があるとすれば、新しいビジネスモデルを作ること。私が小さい頃、母が内職でデパートなどの紙袋を作っていたのですが、内職は本当に単価が安い。でも私の扱う商品であれば、材料は廃材ですから原価は低く、商品がきちんと売れる仕組みを作り、簡単に組み立てられるようにすれば、自宅でも時給1000円換算くらいのものができるのではないかと思っています。ビジネスはスピードや厳しさが要求されます。まだまだ一般消費者向けの商品販売までは手が回っていないのですが、いつかはそんな夢を実現したいと思っています。

      教えて!先輩起業家

      続けるためのポイントは?
      • 無理をしないで、焦らずゆっくりと事業をすすめる
      • 自分の利益より、社員が心地よく楽しくできる職場を目指す
      • 仕入れ単価を抑えることで、利益が出やすい仕組みを作る

      (2020年3月掲載)




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        【創業者紹介】ユメックスソリューションズ株式会社

        〜農業・食品の分野で使用する電子機器製品のカスタム開発、企画販売〜

        【特徴】

        ユメックスソリューションズ株式会社は、農業・食品の分野で使用する電子機器製品のカスタム開発、企画販売を行っております。
        近年、農業の分野では、人工環境のなかで野菜やキノコを生産する生産方式が注目を集めています。当社は、植物工場向けに設備の企画・開発、販売をおこなっております。具体的には、栽培に適したLED照明、省力化装置の開発です。植物工場と言っても栽培する生産物の品種、栽培環境、工場の設備環境は様々です。そのため、生産環境に合わせてカスタマイズした設備を提案する必要があります。大手企業が標準的な規格品を持ち込んでも、現場では最適な製品とはなりません。
        弊社は、現場に入り現場の課題を聞き出し、現場に合った製品の仕様を提案し、課題解決と省エネを考慮した製品をご提供できます。昨年までに植物工場16社、食品工場7社に弊社企画のLED照明や省力化装置を採用して頂きました。
        企画、開発した製品の製造・品質保証に関しては、業務提携先でありグループ企業のユメックス株式会社(熊谷市)との連携により対応をしております。
        今後もお客様の課題を解決し環境を考慮した製品を企画、提案していきたいと考えております。

        一言コメント

        電子機器の開発、製造に関する分野に長年携わってきました。
        以前より、特に携帯電話・照明機器などを中心とした企画開発、海外工場での立ち上げの経験を電子機器以外の分野に応用できないかと考えていました。
        家庭の事情により勤務先を退社した後に起業を目指し、食に関する分野でこれまで培った技術を応用することを検討しました。特に、植物工場では栽培に適した人工光の開発が未成熟な状況であることに着目しました。
        そこで、まずは半年間、徹底的に植物の成長と光波長の関連性を調べ栽培に適した特殊波長LEDを企画開発し、それらを各植物工場に提案することから始めました。

        会社設立にあたり事務所を創業・ベンチャー支援センター埼玉と同じビルのMio新都心に構えました。事務機器や回線登録・商談室の共用や電話対応の事務員在籍などのサービスにより資金力の無い起業時は大変助かりました。また、同じビル内にある創業・ベンチャー支援センター埼玉では、会計や財務面で何度となくご指導を頂きました。開発品の特許調査や特許申請等の知的財産についてのアドバイスも頂いたりしております。経験豊富な専門家による具体的なアドバイスを無料で対応頂ける支援が起業時には特にありがたいと感じます。資金・経験・人員が少ない起業段階において、各種相談により精神面でも非常に心強い援助となっております。
        今後も成長段階に応じていろいろな相談をさせて頂きたいと思っています。
        (掲載:2020.2)

        企業プロフィール

          事業所名 ユメックスソリューションズ株式会社
        (2020年1月 旧社名 株式会社イーグル開発より社名変更)
        代表者 堀之内 幸成
        創業年月  2016年11月
        住所 熊谷市代531番 ユメックス3階
        電話番号 048-525-1561
        定休日 土、日、祝日
        営業時間 8:30 ~ 17:30
        ウェブサイト https://ymx-agri.com/index.html(ユメックスソリューションズ株式会社)



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          【創業者紹介】株式会社 ハウスドック

          〜主婦目線を取り入れたリフォームが強み〜

          代表取締役:山本 貴恵(やまもと たかえ)さん

          起業概要

          起業 2015年
          起業年齢 50歳
          起業資金 100万円
          業務内容 住宅リフォームの企画・営業
          所在地 春日部市
          ホームページ https://www.house-dock.jp

          略歴

          • 電気機器メーカーの事務職として働く
          • 1992年:結婚を期に退職、専業主婦へ
          • 2005〜2006年:インテリアコーディネーター養成講座を受講
          • 2011年:リフォーム会社に就職
          • 2014年:創業支援ルームの講習会などに参加しながら起業準備を始める
          • 2015年:地元の春日部市で起業

          一日のスケジュール

          • 8:00:顧客への挨拶と作業内容の確認、作業の進捗状況を撮影、簡単な作業補助
          • 13:00:他のクライアントとの打ち合わせ、工事現場周辺への挨拶回り
          • 18:00:顧客へ進捗状況の説明、翌日の作業内容について報告、現場清掃
          • 19:00:事務所へ戻り、事務作業
          • 21:00:帰宅

          リフレッシュ

          家の掃除や映画鑑賞が一番の楽しみ♪

          専業主婦時代の資格取得に向けた勉強が大きな財産に

          結婚後14年間、家事と子育てに専念してきましたが、心のどこかで「いつか子供は離れていくもの。自分の時間ができたら建築関係でしっかり働きたい」と考えていました。子供が中学生になったのを期に、インテリアコーディネーターの資格の勉強を始めました。夜間の養成学校に通って勉強しました。デザイナーズ家具の知識はもちろん、建築構造や設計、設備に至るまで深い知識を学んだことは、今の仕事に大いに役立っています。
          2011年にリフォーム会社に就職し、正社員、フリーの営業職を経て、2014年に再び元のリフォーム会社へ再就職。そこで出会ったお客様との出会いが私の運命を大きく変えることになりました。

          事業計画書を作成することで、起業の実現可能性が見えた

          当時、上司からは将来的な独立を勧められていたものの、まさか自分が出来るわけがないと思いこんでいました。ところが、ふと独立についてお客様に話したところ、女性起業家支援に力を入れている、ふれあいキューブの創業支援ルームを紹介してくださいました。
          実際に連絡を取ってみると親身になって相談に乗ってくださり、その後「NPOウーマノミクスプロジェクトin春日部」の講習会や「女性限定の創業塾(7日間コース)」に参加することに。そこで女性起業家の体験談を聞いたり、事業計画書に具体的な数字を落とし込みました。さらに自分の強みが主婦目線を取り入れたリフォームであることに気付き「これならできるかも!」と起業を決断することができました。
          当初心配をしていた夫も、事業計画書を見せることにより金銭面での不安を払しょくしたようで、「やりたいなら良いんじゃない」と応援してくれました。

          公的機関が運営する施設への入居も信用につながった

          さまざまな方の支援もあって開業準備はとんとん拍子で進み、2015年に法人を設立し起業。弊社は基本的に注文を受けてから住宅用機器を仕入れるので、在庫を抱えるということはありません。資金繰りもお客様から入金があった後に、経費を支払っているので安定しています。創業支援ルームは埼玉県と春日部市が設けた起業支援施設であり、安価で入居することができたため、金銭面での起業のハードルが低くなりました。また公的機関が運営する施設であることから信用にもつながりました。さらに子育てが終わり、仕事に集中できる環境が整ったことも後押しになりました。
          現在は、屋根や外壁、水回りや内装など住宅の修理・点検を行っています。開業当初は以前の勤め先からお客様を引き継ぎましたが、今はリフォーム工事を行うお客様の周辺のお宅にあいさつへ伺った際に営業しています。しかし今は共働きの時代。訪ねても不在ということも多いですが、少ないチャンスをものにできるよう、新規開拓に日々努めています。

          夢は人を雇い入れ、もっと大きな会社にすること!

          この仕事は天候に左右されるのが難しいところです。季節によっては職人の確保が難しくなるなど、経営者として頭を抱えることもしばしばです。今後はこのような問題を解決するために職人を自社で雇い入れ、簡単な作業場を作るなどの環境を整えるほか、営業職の社員を増やすなど、会社を大きくしていきたいと思っています。

          教えて!先輩起業家

          続けるためのポイントは?
          • 「主婦目線を取り入れたリフォーム」など、自分の強みを生かして
          • 在庫は持たない、資金繰りで無理をしない
          • お客様とのつながりを大切に、リピーターを増やすこと

          (2020年2月掲載)




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            【創業者紹介】馬のジュエリーEQUO ROMANO

            〜西洋美術史講師の知識を生かし、彫金教室を開講〜

            代表:中西 麻澄(なかにし ますみ)さん

            起業概要

            起業 2015年
            起業年齢 51歳
            起業資金 280万円
            業務内容 馬をモチーフとしたジュエリーや小物の販売。ジュエリー教室
            所在地 坂戸市
            ホームページ http://equoromano.com

            略歴

            • ~西洋美術史講師として勤務
            • 40歳:乗馬を始め、馬の美術表現に興味を持つ
            • 45歳:馬の研究をまとめるため、東京大学博士課程に入学
            • 48歳:同大学にて博士号取得
            • 49歳:彫金に出会い、制作を始める
            • 51歳:起業
            • 53歳:彫金・七宝教室開講

            スケジュール

            • 週2日:大学で美術史講師として勤務
            • 週1~2日:ジュエリー教室
            • 週1~2日:学会関係の事務の仕事
            • 1カ月に数回:カルチャーセンター等で美術史講師
            • 空いた日程で彫金制作を行う

            趣味の乗馬をきっかけに、馬の美術表現の世界へ

            私のブランドでは、馬をモチーフにした彫金ジュエリーを取り扱っています。彫金とは金づちやたがねを使って金属を加工することです。ジュエリーの製造販売のほか彫金教室も自宅アトリエで主宰しています。馬との出会いは40歳の時に趣味で始めた乗馬で、商号のEQUO ROMANOもラテン語で「ローマの馬に乗って」という意味を表します。
            東京藝術大学・大学院で西洋美術史を研究し、その後も同校で講師を続けていましたが、これをきっかけに、「馬の美術表現」を研究したいという思いが募り、45歳で東京大学大学院に入学。その後博士号を取得しました。
            ちょうどその頃、仏具にも使われることのある彫金の打ち出し技法に興味を惹かれ、自分で何かを作りたいと思うようになりました。職場の東京藝術大学には専門家の先生がいて、49歳で先生の主宰する彫金教室へ入門。独立するまで3年間通って技術を習得しました。

            経営の知識はゼロ。周りのサポートで何とか起業

            通っているうちに技術が上達し、作品が売り物にならないかと思い始めました。起業のきっかけをくれたのもこの先生でした。自分のブランドを作って商売を始めるのであれば、税務署に開業届を出すことで新たな展開を描けるとアドバイスしてくれたのです。
            実際、起業してみると商工会の方が青色申告についての相談に乗ってくれたり、国の補助金のことを教えてくれたりとさまざまなサポートをしてくださいました。芸術家にありがちなのですが、自分の作品を作ることには熱心なものの、市場のニーズを読み切れなかったり、経費と販売価格のバランスを見ることができないなど、経営者的な視点で物事を俯瞰できないといった欠点があります。私も例にもれず商売の勘所をつかむのが苦手なので、商工会との繋がりはとても助かり、今でもさかど産業まつりなどに出展し、作品販売のほか、何が売れるかや値付けについて勉強しています。

            失敗もあったけれど、それを糧に再チャレンジ!

            起業当初は自宅最寄駅近くの一軒家を借りて教室をやっていました。好立地ですし、多くの方が訪れてくれるだろうと、さまざまな機械や道具を買い揃えたのですが、集客はなかなかうまくいきませんでした。1年ほどやってみたものの、家賃もかさむことから、苦渋の決断で規模を縮小。自宅のアトリエで行うことにしました。一方で、それまで力を入れてこなかったホームページを刷新。ホームページの制作方法を学び、しっかりと作り込んだところ、彫金制作に興味のある方たちの目にとまり、群馬県の前橋や東京の多摩など、意外にも遠くから通って来てくださる方がたくさん出てきました。今はインターネットで教室を探す時代。立地に関わらずホームページをしっかり作れば宣伝ができるのだと実感しました。

            学んだ専門知識を生徒さんの作品づくりに反映したい

            夢は生徒さんの中から作家として自立できる人を輩出すること!そのためには、「体験」等で、一回限りのレッスンで終わってしまうのではなく、長年続けて通ってもらい、高い技術を積み上げてもらう必要があります。生徒さんが独創的な作品を作り上げるために、私がこれまで学んできた西洋美術史・馬の美術表現の知識を生かしながら、しっかりとした彫金技術を継承していきたいと思います。

            教えて!先輩起業家

            続けるためのポイントは?
            • 柔軟性が大切。自分の路線・スタイルに固執せず、顧客の求めていることに応えていくことも商売には必要。
            • 軌道に乗るまではある程度時間がかかることを予測して、精神的にも経済的にも準備をしておこう!
            • ホームページはとっても大切!アピールできる魅力的なものを作ろう!

            (2020年2月掲載)




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              ※当公社とお取引のない方や企業様からの営業メールには返答いたしかねますのでご了承ください。

              【創業者紹介】Vegetable Promotion

              〜農家の承継を、新事業のチャンスに〜

              代表:豊泉 正人(とよいずみ まさと)さん

              起業概要

              起業 2016年
              起業年齢 54歳
              起業資金 約430万円
              業務内容 野菜の生産・販売、
              キッチンカーによるイベント等への出店、
              コミュニティカフェへの出品
              所在地 狭山市
              ホームページ https://vegetablepromotion.com

              略歴

              • 30年間マーケティング会社で勤務
              • 54歳:退職
              • 54歳:起業。調理場、キッチンカーを用意 コミュニティカフェへの出店開始 イベントの出店を開始
              • 55歳:大学へのランチサービスが開始
              • 56歳:イベント等への出店が増加、ほぼ毎日が出店で埋まるように
                狭山茶グルメ計画へ参画

              ウィークリースケジュール

              • 月・火:大学でキッチンカーのランチサービス
              • 水      :狭山元気プラザで野菜販売
              • 金      :コミュニティカフェに出店
              • 土・日:イベント等でキッチンカーの出店
                出店時間以外は畑の手入れなどを行っている

              リフレッシュ

              移動販売と農作業を切り替えながら行うことが何よりのリフレッシュ!

              仕事風景

              新メニューの開発は楽しみの一つ

              農家を継ぎながら新たな世界で挑戦

              Vegetable Promotionは野菜の生産だけでなく、調理し、飲食サービスまで行う6次産業を目指しています。狭山元気プラザ内のコミュニティカフェに出店するほか、キッチンカーで近隣の大学やイベントに赴き、手作り商品を販売しています。
              起業をする前までは約30年間、マーケティング会社に勤めていました。妻の実家が農家で、引き継ぐことについては常に考えていましたが、54歳になり両親は高齢に、子どもは社会人として独り立ちしたことから「自分たちの体がまだ元気なうちに始めよう」と決断し、退職することに。ただし、やるなら農業一本ではなく、調理・飲食サービスまで行う今の形にしたい、というのが強い希望でした。

              自宅の利を生かして起業に必要な資金を最低限に

              移動販売にはキッチンカーのほか、事前に仕込みができる調理場が欠かせません。幸い、調理場は、自宅敷地内にある別棟をDIYでリフォームすることで確保できました。通常なら食材の仕入れにお金がかかりますが、自分達で栽培している野菜を利用できます。そのような意味では、起業に必要な条件はある程度揃っていました。

              販路の確保に苦労。助けてくれたのは地域の人との繋がり

              起業に当たり中古のキッチンカーを購入したものの、どこで商売をしたら良いのか分からず、販路を確保するのが当面の課題でした。当初から「狭山の野菜・狭山茶を使った商品」を売りにするつもりでいたため、まずは市役所の観光課や商工会議所、観光協会を訪れ、出店できるイベント等がないか教えてもらうことに。「稲荷山のつつじまつり」など少しずつイベントに出店するうちに、同業者とのつながりもでき、ランチ時に出店できる大学を紹介してもらうなど、3年目にしてやっと毎日の予定が埋まるようになりました。
              また、妻が「食と農」についての市民大学講座を受講していた縁で、コミュニティカフェを担当させていただくことに。人とのつながりに感謝するとともに、今度は自分たちが社会に還元できることはないかと考え、補助スタッフを仕事復帰準備中のお母さんたちにお願いしています。

              商品開発もアイディアをすぐに反映できるのが楽しい

              今の仕事にマーケティングの手法はかなり役立っていると思います。よく売れるものは狭山茶の粉末を混ぜ込んだ「さやま茶バーガー」と「さといもコロッケバーガー」。さといもコロッケは狭山のB級グルメとして人気です。今年は流行りに乗って狭山茶タピオカミルクを出したところ、これも好評でした。意外性のある商品や流行のものなど、自分が学んできて「売れるな」と思ったものをすぐに取り入れて開発できるのは、個人事業主ならでは。やっていて楽しいと思う瞬間です。売上も年々増え続けているので、どこまで上がるか楽しみです。
              今後の目標は狭山の野菜・お茶をアピールし、狭山の知名度を上げていくこと。そして、食を通して人と人とのつながりを強め、広げていける会社を目指していきたいと思います。

              教えて!先輩起業家

              続けるためのポイントは?
              • 事業理念をしっかり考え、そこからぶれない経営を!
              • 差別化が図れる独自のメニュー・店づくりにこだわって
              • 流行、新しいものも取り入れて、お客さんを飽きさせない店づくり

              (2020年2月掲載)




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                【創業者紹介】田村ヒューマンアカデミー

                〜就業支援や人材育成を通じて、地域を活性化させたい〜

                代表:田村 純一(たむら じゅんいち)さん

                起業概要

                起業 2017年
                起業年齢 65歳
                起業資金 100万円
                業務内容 就職支援カウンセリング・セミナーの運営、企業の人材育成支援
                所在地 鳩山町
                ホームページ https://tamura-humanac.com

                略歴

                • 大手印刷会社にて42年勤務
                • 2015年:退職後を見据え、起業準備を始める
                • 2016年:人材育成部門センター長を最後に定年退職
                • 2017年:起業
                  キャリアコンサルタントの資格を取得
                • 2018年:活動拠点を地元の比企郡へ移し、セミナーや就職支援を行う

                スケジュール

                • 水・金・土:セミナーの準備資料作成のため、自宅でPC作業を行うほか、個人向けのキャリア相談を行う。地域のボランティア活動を行うことも

                リフレッシュ

                山登りでリフレッシュ!今年は21回登頂!

                退職後を見据え、人材育成部門でノウハウや心理学を習得

                退職前から、漠然と「75歳までは働いて社会貢献し、年金などの社会保障だけに頼らない生活をしたい」という思いを抱いてました。私達の世代はバブルで景気の良い時代を経験するとともに、巨額の財政赤字や非正規雇用など、次世代に大きなツケを与えてしまったと強く感じていましたから。
                起業までの42年間、大手印刷会社で働いていましたが、大きな転機になったのは最後の職場である人材育成部門のセンター長を務めたことでした。ここで人材育成のノウハウを学ぶと同時に、一人一人の性格に合わせて得意分野や指導法を分析・実践する、性格応用心理学「エニアグラム」を習得。在職期間中に若手の離職率を0にしたことが1つの自信につながりました。

                資格取得・情報収集など順調に起業を進めるも、顧客獲得・事業拡大に苦戦

                退職後、1カ月で会社を設立し、同じ年には国家資格であるキャリアコンサルタントの資格を取得しました。この時期、起業の相談に乗ってくれたのは会社員時代の後輩でした。彼は私より前に退職し、起業・倒産を経て成功している起業家です。自分の強みを見つけることや起業のノウハウなど、さまざまなアドバイスをくれました。また、起業の事務的な手続きについては図書館で関連書籍を借りたり、税務署で青色申告の手続きを教えてもらったりするなど、さまざまな情報を集めながらの出発でした。
                顧客を得るためにまずアプローチをしたのは、サラリーマン時代に長年付き合いのあった印刷業界でした。日本印刷技術協会で印刷会社を対象に講師を務めた経験を生かそうと、取引先に対しセミナー等を提案したのですが、予想外に苦戦しました。残念ながら、サラリーマン時代の業界人脈や評価は、会社を離れれば当てにできないことを痛感しました。

                地元に拠点を移したことで、人脈・仕事の幅も広がった

                活路を見出すため、1年前に拠点を自宅のある比企郡に移転し、シニア世代を対象とした就労セミナー・支援などを行っています。セミナー運営に当たっては、加入している鳩山町商工会から参加者募集の協力をいただいています。また国の補助金を活用し、Webやチラシ制作等広告費用に充てました。先日行ったセミナーでは多くの方に参加していただき、シニアの就労に対する関心の高さを感じました。
                また、ときがわ町や東松山市にも起業家仲間ができ、豊かな自然や歴史、農産物を生かした地域活性化に共に取り組んでいます。

                人の話に「じっくり耳を傾ける」ことができるのは、シニアの強み

                最近ではボランティアとして若者・中年世代のひきこもりの人に対するカウンセリングにも力を入れています。キャリアコンサルタントはまずは人の話を聞くことが第一歩ですが、シニアだからこそ相手を受け入れ、相手に寄り添って柔軟に対応できる強みがあると自負しています。
                今後も地域の方々が生き生きと暮らせるように、自分自身が健康に気をつけながら皆さんの就労支援・キャリア形成に力を尽くしていきたいと思います!

                教えて!先輩起業家

                続けるためのポイントは?
                • 前職の人脈を当てにしすぎない。上手くいかなかったら、別の道を探ることが大切!
                • 仕事の相談に乗ってくれたり、一緒に活動できる仲間を見つけよう!
                • 健康第一!体が資本なので、頭だけでなく、体を動かす習慣を。

                (2020年2月掲載)




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                  【創業者紹介】合同会社 居宅介護支援事業所あおば

                  〜組織の枠にとらわれず利用者に向き合いたくて〜

                  代表・介護支援専門員:元山 好江(もとやま よしえ)さん

                  起業概要

                  起業 2016年
                  起業年齢 59歳
                  起業資金 約100万円
                  業務内容 ケアプラン作成、要介護認定の調査
                  所在地 川越市

                  経歴

                  • 公務員として働く
                  • 27歳:結婚を機に退職し、子育てに専念
                  • 37歳:ホームヘルパーとして介護の世界へ
                  • 43歳:社会福祉法人や病院で働きながら資格を取得
                  • 56歳:地域包括支援センター勤務時に、起業準備を始める
                  • 59歳:地元の川越市で起業

                  マンスリースケジュール

                  • 1〜10日:介護報酬請求のため、事務所でPC作業や書類のファイリング
                  • 11日〜月末:電話でアポイントを取り、1日1~4人の利用者宅を訪問。徒歩や自転車で行くことも
                  • 月1回のゴルフでリフレッシュ♪

                  保健所のポスターを見て30代後半から介護の世界へ

                  子育てが一段落し、やりたいことを探していた時、保健所に貼ってあった「ホームヘルパー3級」のポスターにピンと来たのが、介護職に興味を持ったきっかけ。自分が役に立てて、相手の方に喜んでもらえる、これだ!と思いました。
                  ホームヘルパーとして生活援助を行うところから始まり、今の仕事につながる介護支援専門員(ケアマネジャー)の資格は、病院に勤務する中で取得しました。

                  丁寧なヒアリングが大切

                  利用者に合ったサービスも提供したくて起業

                  利用者に必要な支援を「ケアプラン」としてまとめるケアマネジャーの仕事にやりがいを感じつつも、徐々に、組織に所属して働くことの限界を感じるようになりました。プラン作成の際、どうしても所属する法人のサービスを意識せざるを得ないんです。何の縛りもなく、利用者に合ったサービスを提案したい。それが起業を決意した理由です。

                  忙しさはましても起業の満足度は100%!

                  実際に起業したのは3年後ですが、その間は創業・ベンチャー支援センター埼玉の起業セミナーに通ってモチベーションを維持していました。
                  起業後は事務作業が増え、仕事は忙しくなりました。経費もかかるので、収入は勤めていたときの方が良いかもしれません。それでも、利用者さん第一で働ける今の環境に大満足しています!

                  月の前半は事務作業DAY

                  利用者の困りごとをもっと手助けしたい!

                  起業して一番大変だったのは税金関係の手続き。起業後すぐに年末調整が来て、慌てて創業・ベンチャー支援センター埼玉に相談に行きました。今は税理士さんと契約していますが、小規模事業者だと、顧問税理士を見つけるのも一苦労という話はよく聞きます。
                  そうした苦労話などを共有したり、情報交換したりするため、同業仲間と月1回のランチ会を開催しています。仲間がいるのは、本当にありがたいですね。
                  私の仕事は、土日にアポイントがあることも少なくありません。そのため、半年に1回のプチ旅行と、月1回のゴルフで、意識的に休むように心掛けています。今後は、少しでも多くの困りごとを解決できるよう、事業の拡大も視野に入れて邁進中です!

                  ご近所の訪問は自転車で♪

                  教えて!先輩起業家

                  続けるためのポイントは?
                  • 悩み相談や情報交換ができる同業の仲間はとても大切!
                  • すべてを抱えず、税理士などのプロの手も上手に借りること。
                  • 中古備品や100円ショップを活用し、初期投資を抑えること。

                  (2020年1月掲載)




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                    【創業者紹介】株式会社サンビジョン

                    〜人生は一度きり好きなことをやろう〜

                    代表取締役:山本 宗治(やまもと むねはる)さん

                    起業概要

                    起業 2016年
                    起業年齢 65歳
                    起業資金 約100万円
                    業務内容 商品販売などのコンサルティング、新規販路開拓などの業務委託
                    所在地 東京都千代田区(本店・越谷市)
                    ホームページ https://www.sun-vision.jp/

                    略歴

                    • 24歳:卒業後、東京で就職。キャリアアップのため何度か転職
                    • 51歳:狭心症で倒れ、悔いのない人生を歩もうと決める
                    • 62歳:20年勤めた会社を退職。知人の会社の再建を手伝い、事業が軌道に乗ったので、自ら起業することを決める
                    • 65歳:起業

                    マンスリースケジュール

                    • 1週目:石川県にてクライアントや地元商工会議所との打ち合わせ
                    • 2週目:東京と埼玉にて販路開拓や商談
                    • 3週目:石川県にて新商品についての打ち合わせ
                    • 4週目:東京のオフィスにてデスクワーク

                    好奇心が強く、若い頃は海外を飛び回る日々

                    元々、好奇心が強い性格で、東京で就職してからはメキシコ、フィリピン、イギリス…と十数か国を飛び回りながら、貿易の仕事をしていました。当時にしては珍しく転職も何度か経験していて、使い捨てライターの販売から米軍基地内店舗でのオーディオ販売なども。
                    ポジティブな転職でキャリアを積み、41歳のときに出身地石川県のモニターメーカーに就職。自社ブランドの確立や営業部門を任されました。20年間仕事に没頭し、最終的には執行役営業部長として退職しました。

                    クライアントと商談中

                    狭心症で生死をさまよい悔いのない人生を決意

                    実は51歳で狭心症となり生命の危機を体験し、それ以来、人生は一度きりということを強く意識するようになりました。退職後は、約3年間、知人の会社の再建を手伝いました。その間、前職時代に一緒にブランドの確立に従事した、石川県の支援機関の方から地元の伝統工芸品について商品開発や販売のコンサルティングを依頼されるように。当初はボランティア的に相談に乗っていましたが、周囲からの勧めもあり、信用力を高めるため会社を立ち上げました。
                    現在、月2回程度は石川県に出張しています。素晴らしい伝統品の魅力発信に生きがいを感じています。

                    輪島塗のヘッドフォン、タイピンやブローチも

                    お客様をしっかりフォローするコンサルを目指す

                    現役時代の友人などからも多くの相談が舞い込んできます。コンサルというと、事業計画を作成すれば終わりという方もいますが、私はその遂行もしっかりフォローしたいと思い、販売代行なども始めました。

                    開発中の「仏庫」は本棚サイズ

                    海外マーケットも視野に入れて勉強中

                    日本の伝統工芸品は、海外でも人気です。オリンピックもあるし、海外のマーケットも視野に入れて、展開していきたいです。海外での仕事も多かったので英語はこなせますが、中国語圏のマーケットも大きいので中国語も勉強中です。
                    4人の子供も手を離れ、妻は働きながら、自分の時間を作って友人と出かけたりと多忙です。男性は、退職後に手持ち無沙汰になりがちです。夢中になれるものがあれば起業するのもアリだと思います。

                    さらなる販路を開拓中!

                    教えて!先輩起業家

                    起業してよかったことは?
                    • 会社員ならではの管理的な仕事がなくなった
                    • 自分で考えて自由に行動し、目標に向けてチャレンジできる
                    • 地域の人々との関係性が深まり、やりがいを感じられる

                    (2020年1月掲載)




                    お問い合わせ

                      ※当公社とお取引のない方や企業様からの営業メールには返答いたしかねますのでご了承ください。

                      【創業者紹介】手編みサロンあみ〜ちぇ

                      〜手の不自由な方にも編む楽しみを届けたい〜

                      代表・手編み講師:平田 のぶ子(ひらた のぶこ)さん

                      企業概要

                      起業 2015年
                      起業年齢 56歳
                      起業資金 約180万円
                      業務内容 オリジナル商品の製造販売、手編み講師業
                      所在地 さいたま市見沼区
                      ホームページ http://ciao-amiche.jimdo.com

                      略歴

                      • 看護師として大学病院に勤務
                      • 25歳:結婚を機に退職、専業主婦に
                      • 47歳:手編み講師免許を取得し、作品販売や講師業を始める
                      • 53歳:『ユニバーサルかぎ針』のアイデアを思いつく
                      • 55歳:ご主人逝去
                      • 56歳:開業
                      • 57歳:『ユニバーサルかぎ針あみ〜ちぇ』販売開始

                      デイリースケジュール

                      • 6時:起床 家事 SNSのチェックや更新
                      • 9時:支度をして外出
                      • 10時:東大宮のカフェで編み物教室
                      • 13時:昼食 移動
                      • 14時:老人ホームで編み物レクリエーション
                      • 17時:帰宅 家事 夕食
                      • 20時:ネット注文分の商品梱包・発送
                      • 21時:展示会に向け作品の制作
                      • 23時:就寝

                      アイデアがひらめいたのは出張編み物教室

                      私は、手が思うように動かせない方でも手編みが楽しめる「ユニバーサルかぎ針・あみ~ちぇ」を考案、実用新案を取得して販売しています。
                      アイデアを思いついたのは、障害や高齢で手が動かせない方に向けて、出張編み物教室を開いていたとき。はじめは相手の手を取って一緒に編んでいたのですが、次第に自分で“編む”喜びを取り戻してほしいと思うように。しかし、そのための商品がなく、自分で作るしかないと、紙粘土などを使って試作を始めました。

                      紙粘土の試作からかぎ針つくりをスタート

                      病床の夫の言葉で自力での製品化を決意

                      最初は、手芸メーカーにアイデアを持ち込んで商品化できればいいと考えていました。そんな中、夫の末期がんが判明。病床の夫に「あのかぎ針は、お前にしかできないことだから、ちゃんと形にして人の役に立つんだよ」と言われ、自力での製品化を決めました。

                      分からないことは専門家にとにかく相談

                      この歳でビジネス経験がないのに起業することに、不安はありました。でも、ゼロからのスタートならば失うものもない。分からないことはとにかくプロに相談しました。支援機関の方に「平田さんほど支援を使いこなしている人はいませんよ」と言われるほど、迷ったら相談し、アドバイスは実践するようにしました。
                      さいたま市産業創造財団など、無料相談できるところに出向いては、資金が少ないことも含めて相談。補助金の情報や、インターネットを利用した広告を教えてもらいました。はじめはネットに名前や顔を出すのは抵抗がありましたが、アドバイザーから、起業するなら覚悟を決めるようにと言われ、今ではブログはほば毎日のように更新しています。

                      編み物の可能性は無限大!

                      もう一つの”ユニバーサル“を目指し、夢は世界進出!

                      周りの薦めもあり、さいたま市のニュービジネス大賞に応募したら、なんと女性起業賞を受賞。それがきっかけで新聞や手芸誌から取材が来て、認知度が高まっていきました。
                      アイデア着想から3年半後、ネットショップや一部の手芸店で「あみ~ちぇ」の販売を開始しました。ホビーショーなどにも出展するうちに手芸講師から口コミで広まり、最近では手の不自由な方だけでなく、「ラクに編める」という理由で購入される方も増えています。 最終的には世界中の人に「あみ~ちぇ」を届けられたらと夢を描いています。

                      教室は月20コマ以上

                      教えて!先輩起業家

                      アイディアをどう事業化した?
                      • 恥ずかしがらず、知らないことは専門家がいる支援機関に相談。
                      • 相談して満足するのではなく教わったことは必ず実行!
                      • 国の小規模事業者向けの補助金などを活用し製品化。

                      (2020年1月掲載)




                      お問い合わせ

                        ※当公社とお取引のない方や企業様からの営業メールには返答いたしかねますのでご了承ください。

                        【創業者紹介】造型工房キトラ

                        〜趣味を仕事にするからこそ心は熱く、頭はクールに〜

                        代表・造型師:岡 健之(おか たけし)さん

                        起業概要

                        起業 2017年
                        起業年齢 55歳
                        起業資金 約100万円
                        業務内容 模型作品の制作・販売
                        所在地 上尾市
                        ホームページ http://kitora-zoukei.com/

                        略歴

                        • メーカーにて製品の企画・開発に携わる
                        • 40歳:息子の宿題を手伝い作った怪獣がプロに認められ、会社員と造型師の二足のわらじ生活に
                        • 42歳:展示会へ初の単独出典。起業を意識し出す
                        • 54歳:早期退職し起業準備へ
                        • 55歳:起業

                        ウィークリースケジュール

                        • 月:工房にて作品制作
                        • 火: 〃
                        • 水:主催するイベントの打ち合わせ・準備
                        • 木:作品制作 造形仲間と飲み会
                        • 金:工房にて作品制作
                        • 土:造形教室にて講師
                        • 日:休

                        息子の宿題をきっかけに思ってもみない特技を発見

                        造型の楽しさを知ったのは、息子の夏休みの宿題を手伝ったことがきっかけ。粘土で作った怪獣が学校で評判になり、プロにも見てもらったら「センスあるね」と。その方のブースを間借りして、イベントで展示してもらえることになると、そこでも手応えがあって…。そこからはどんどんのめり込み、15年間ほど、会社員と造型師の二足のわらじを続けることになりました。
                        始めた頃は、まだ子どもが小さく、お金がかかる時期だったので、もちろん本業第一。それが、イベントに出展を重ねるうちに固定ファンが付くようになり、徐々に人気が出てきたのです。

                        起業への思いが高まる中、冷静に時期を待つ日々

                        ある程度の年齢になると、会社の中で、上の役職を目指すなど分かれ道が来ますよね。私の場合、造型という自分のやりたいことを見つけていたので、どうしてもそちらに行きたい気持ちが強くなっていました。
                        できるだけ早くスタートを切りたかったので、55歳での起業を目標に据え、それまでに子どもの学費確保や住宅ローンを払い終えるように努めました。実際には54歳のときに会社で早期退職者募集が出たのでそれに応募し、退職金の割増分で1年間の準備期間を設けることができました。

                        細部まで作り込み…

                        さまざまな場面で生きる会社員としての経験

                        好きな造型で食べていこうと思ったときに、会社員の経験はそこかしこで生きてきます。どんな作品にニーズがあるのかといった市場調査・企画から、いつまでに何を作るといったスケジュール管理、キャラクターの版権元とのやり取りなど、ビジネスの視点を持ってやれることが私の大きな強みです。

                        オリジナル作品「麒麟」

                        造型教室を開催し、後進を育成することも大きな喜び

                        東日本大震災後、出身地の福島県で子ども向けのワークショップを行ったことをきっかけに、今は上尾市自然学習館などで造型教室も開催しています。年に2回、全国の造型師が一堂に会すイベントがあるのですが、かつて私がそうしてもらったように、今は私の展示スペースに生徒の作品も飾り、成長を見守るのも大きな喜びです。人生で本当にやりたいことが見つかり、それを仕事にできるのは宝くじに当たるようなもの。できるだけ長く作品を作り、後進を育てるためにも、毎日1〜2時間のジム通いで体力作りすることも欠かすことなく続けています!

                        展示会やネットで販売 ©円谷プロ ©KADOKAWA、徳間書店、日本テレビ、博報堂DYメディアパートナーズ、日販/1999

                        教えて!先輩起業家

                        続けるためのポイントは?
                        • 作りたいものを作るだけでなく市場のニーズにも目を向けよう。
                        • イベントへの出展やSNSの更新はとにかく続けて固定ファンを獲得すること。
                        • 事業を継続していくためにも、スケジュールや健康管理はしっかりと。

                        (2020年1月掲載)




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                          【創業者紹介】ハピネス照明デザイン事務所

                          〜前職の経験をフル活用し専門性を武器に起業〜

                          代表・照明コンサルタント:椎原 敏次(しいはら としじ)さん

                          起業概要

                          起業 2012年
                          起業年齢 65歳
                          起業資金 約200万円
                          業務内容 美容室に特化した照明デザイン設計
                          所在地 戸田市
                          ホームページ https://www.hapifa.jp/

                          略歴

                          • 鉄道会社に就職し、電気の技術者として働く
                          • 50歳:ホテルに出向、宴会場・レストランのリニューアル工事に従事し、その間に各種資格を取得
                          • 57歳:2級建築士の資格取得を機に、起業を決意
                          • 60歳:スキルを上げるため照明士と色彩検定1級を取得
                          • 65歳:起業するも、受注できない時期が続く
                          • 67歳:原宿の美容室の事例をきっかけに事業が軌道に

                          ウィークリースケジュール

                          • 月:営業活動
                          • 火:美容室で打合せ、工事の立ち会い
                          • 水:PCで設計・シミュレーション作業
                          • 木: 〃
                          • 金:現地調査のため、大阪などに出張
                          • 土:休   ジムに通う 自治会の打ち合わせ
                          • 日:休 自治会長として地域のイベントに参加

                          努力して培った専門知識、定年でゼロにしたくない

                          きっかけは、50歳のときに関連ホテルへ出向し、施設管理の責任者になったことです。鉄道会社の電気技術一筋だったのが、インテリアを含めた設備全般の知識が必要になりました。インテリアコーディネーターやエネルギー管理士など、関連する資格を優先順位をつけて取り、2級建築士の資格も取得。そこで、ふと思ったんです。苦労して取った資格が、定年後はただの紙切れになるのか…と。愕然としましたね。そこで、この経験と知識を武器に、照明デザインで起業しようと決意しました。

                          5年間の準備を経て起業するが受注に苦戦

                          60歳で起業と決めたものの、65歳まで勤めてから起業することに。その間に照明を基本から学び、色彩の知識も身に付けました。起業後2年ほどはなかなか受注できず、起業資金がなかったら、継続は難しかったと思います。しかし、この間に照明の明るさを立体的に表現できる三次元照明シミュレーションソフトの操作技術を修得したことが後に大きな武器となりました。

                          転機となった1本の電話とホームページ

                          転機となったのは、原宿の美容室からかかってきた1本の電話。LED照明が流行し始めた頃で、ホームページを見て連絡してきたとのこと。コンサルタント料を伝えると断られましたが、『原宿?』ハッ!と思い、かけ直しました。「ホームページに施工事例として紹介させていただけるなら、無料でいいですよ」と伝え成約できたのです。
                          成約したものの、美容室の照明なんて初めて。全知識を傾注し、時間はかかりましたが、なんとか顧客にご満足いただけるものができました。例えば、美容師さんの手元やお客様の顔に影ができないように、襟足まで良く見えるようになど、顧客の要望を一つ一つクリアしていきました。

                          美容室の照明に特化して全国にお客様を拡大中!

                          その後、ホームページで事例を見た美容室から次々と連絡が来るようになり、今はお客様の9割が美容室です。
                          軌道に乗るまで時間がかかりましたが、続けられたのは戸田市や商工会のサポートのおかげ。起業支援施設の提供や、PRに有効な補助金の申請をサポートしていただきました。市が契約しているアドバイザーの助言も大きな力となりました。
                          今年で72歳ですが、国内に私のスキルに代わる人はいないと自負しているので、まだまだレベルを上げて頑張ります!

                          ビフォーアフターでこんなに違いが(都内の美容室の事例)

                          教えて!先輩起業家

                          続けるためのポイントは?
                          • 専門性が最大の武器!よそではできない強みを持つこと。
                          • 家賃が安い自治体が運営する起業支援施設に入居し、固定費の削減ができたこと。
                          • 年金・貯金などの生活資金は事業資金とは別に確保しておくこと。

                          (2020年1月掲載)




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                            【創業者紹介】あべケアタクシー

                            〜ホテル仕込みの接客を武器にゼロからの挑戦〜

                            代表:阿部 誠(あべ まこと)さん

                            起業概要

                            起業 2012年
                            起業年齢 54歳
                            起業資金 約350万円
                            業務内容 介護タクシー業
                            所在地 秩父市
                            ホームページ http://abekea.versus.jp/

                            略歴

                            • ホテルマンとして34年勤務
                            • 52歳:会社都合で退職
                            • 53歳:新聞広告をきっかけに、介護タクシーでの起業を決意
                            • 54歳:起業。1年間地域の同業者グループに入り経験を積む
                            • 55歳:グループを離れ、営業先の開拓から再出発
                            • 59歳:奥様も加わり、2台体制に事業拡大

                            ウィークリースケジュール

                            • 月:送迎(定期通院)
                            • 火:送迎(通院、一時帰宅)
                            • 水:カラオケへ送迎・食事介助
                            • 木:送迎(通院2件)
                            • 金:送迎(通院、一時帰宅)
                            • 土:休
                            • 日:東京ドームへ送迎・付き添い

                            ホテルマンの接客経験を生かすために起業

                            長年勤めたホテルを退職した後、たまたま新聞で介護タクシー協会の広告を見て「これだ!」と思い、この世界に飛び込みました。ホテルマンとしての接客を生かせるのではないかと思ったのです。
                            車の2種免許やヘルパーの資格を取りつつ、車両や車いすなどをそろえました。そして、起業して1年間は、先輩同業者のグループに入り、仕事を回してもらいながら経験を積みました。

                            常時、予約の電話が

                            慣れない営業に苦労するが妻の支援で奮起

                            起業して一番大変だったのは、営業回り。介護施設や病院を回るのですが、営業の経験はゼロで、パンフレット片手に門の前まで行って、一歩踏み出せず踵を返す日もありました。
                            経済面から、アルバイトを始めようとしたとき、妻から「それよりも、もっと営業を頑張って」と発破をかけられたのです。そこからは必死でした。自分が膝の手術で入院した時も、看護師さんに営業したり…。軌道に乗ったと思えたのは起業して3年後位。その間は妻も介護の仕事をして、生活を支えながら人脈を築いてくれました。

                            笑顔でお話

                            型にはまらず一人一人のお客様に向き合う

                            54歳での起業は不安でしたが、「始めたからにはやるしかない!」という気持ちで続けてきました。
                            前職のホテルマンは「この方はどうしたら喜ぶか、入口で判断しろ」という世界。その経験のおかげで、型にはまった送迎ではなく、一人一人のお客様に向き合う仕事ができているのだと思います。
                            実は介護タクシーのニーズは、通院や一時帰宅だけに限りません。通院帰りに外食や、趣味のカラオケに行きたいとか…。カラオケなら、手が不自由なお客様のためにリモコンを操作したり、食事やトイレの介助もします。お客様の喜ぶ顔が何より嬉しいですね。

                            ストレッチャーも完備

                            地域で築いた信頼をもとに次のステップへ準備中

                            依頼も増え、3年前からは妻との2台体制でやっています。最近はますます利用が増え、今後はメンバーを増やし、より多くの依頼を受けられるようにしたいですね。

                            奥様が入り2台体制に!

                            教えて!先輩起業家

                            お客様を増やすコツは?
                            • あらゆる機会を営業に結びつける。飛び込み営業をためらわない。
                            • 「できない」と答える前にどうすればお客さまのニーズに応えられるかを考える。
                            • いざという時に助け合える家族の協力が大事。また“信頼できる”仲間を探そう。

                            (2020年1月掲載)




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                              【創業者紹介】合同会社 青空交通計画

                              〜前職の経験を活かし、交通計画専門技術者として埼玉県で創業〜

                              【特 徴】

                              皆さんは日常的に車やバスを利用して移動していると思いますが、移動に使う道路やバス路線の規模や規格は、そこに住んでいる人や勤めている人の行動を調査分析し、決めていくことで成り立っています。
                              この現地調査から分析、計画までの流れを作ることが合同会社青空交通計画の仕事です。

                              少子高齢化に伴い、お年寄りの事故が増加しています。また、貨物車の増加は慢性的な渋滞を発生させています。社会環境が変化する中で、交通が扱う分野も変化しつつあります。
                              その地域の特色をつかみながら、様々な交通問題にこれからも対応していきたいと思います。

                              一言コメント

                              交通調査会社で交通計画という分野の業務に携わってきた経験を活かし、専門技術者として営業地盤のある埼玉県で創業しようと考えました。
                              妻が経理を担当し、できることは自分たちでやろうと考え、創業・ベンチャー支援センター埼玉の創業セミナーに参加しました。

                              未経験の会社づくりについて、ネットや本で調べたり、アドバイザーの創業相談を受けて、会社の登記、設立まで自前で行いました。  現在も、創業・ベンチャー支援センター埼玉のアドバイザーに決算等、創業後の課題について様々なアドバイスをいただいています。親身になって相談にのっていただいており、何でもやればできるということを実感しています。
                              (掲載:2019.7)

                              企業プロフィール

                              事業所名 合同会社 青空交通計画
                              代表者 天野 輝夫
                              創業年月 2016年5月
                              住所 さいたま市浦和区仲町2-5-1 ロイヤルパインズホテル浦和 地下1階 Mio浦和
                              電話番号 048-814-2088



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                                【創業者紹介】澤口眼鏡舎

                                〜かける人を引き立てる上質な眼鏡をつくり続けたい〜

                                【特 徴】

                                手づくり眼鏡フレームの工房兼店舗を川越市にオープンしました。
                                古民家をリノベーションしたゲストハウス「ちゃぶだい」の中庭で営業しています。
                                「ちゃぶだい」の建屋の中を通り抜けたところにある隠れ家のようなお店です。

                                アセテート・セルロイド樹脂を使った眼鏡を、お一人おひとりにあわせて作ります。
                                手作業でしか出せない、繊細な面や稜線が当店の眼鏡の特徴です。ぜひ実際に手に取って、掛け心地をお試しください。

                                また色の提案にも力を入れています。光の当たり方で表情を変える色や柄を多くそろえていますので、こうした変化も楽しんでいただけたらと思います。
                                眼鏡選びのアドバイスもいたしますので、じっくり話して、掛け心地を確認しながら自分に合う眼鏡を作ってみませんか。



                                【一言コメント】

                                自分自身が、1本の眼鏡をオーダーしたことをきっかけに、独学で眼鏡フレームづくりをはじめました。
                                会社勤めのかたわら眼鏡をつくり、クラフトフェアやイベント出展を重ねてきました。

                                やがて、眼鏡づくりを本業にしたいと考え始め、起業についての情報を集める中で出会ったのが「創業・ベンチャー支援センター埼玉」でした。
                                何を準備すればいいのか、事業として成り立つのかどうかといった起業の初歩から相談にのっていただきました。

                                開業場所がみつかったこと、勤めていた会社に早期退職制度があったことで思いのほか早い事業の立ち上げとなりましたが、折々で専門家の方に相談できたことでスムーズに開業までの準備をすることができました。

                                「かける人を引き立てる上質な眼鏡」をテーマに、これからも眼鏡をつくり続けていきます。

                                (掲載:2019.4)


                                企業プロフィール

                                事業所名 澤口眼鏡舎
                                代表者 澤口 亮
                                創業年月 2019年3月
                                住所 川越市三久保町1-14
                                TEL 080-7295-8008
                                URL https://sawaguchi-meganesha.com
                                定休日 土・日・祝(臨時休業あり)
                                営業時間 10:00~17:00(10月~3月)、11:00~18:00(4月~9月)



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                                  【創業者紹介】AMBER DROP COFFEE ROASTERS

                                  〜シニアだからこそ、起業準備は逆算思考で慎重に〜

                                  代表:新井 寧夫(あらい やすお)さん

                                  起業概要

                                  起業 2016年
                                  起業年齢 50歳
                                  起業資金 1,500万円
                                  業務内容 焙煎コーヒー豆の販売、カフェの営業
                                  所在地 川口市
                                  ホームページ http://amber-drop.com/

                                  略歴

                                  • 製薬会社の製品戦略部門に携わる
                                  • 47歳:起業までの計画を立てる
                                  • 48歳:参考にしたいカフェを巡って調査
                                    焙煎セミナーなどへ参加する
                                  • 49歳:事業計画書を作成する
                                    店舗探し、施工業者探しをする
                                  • 50歳:退職し、地元川口で起業

                                  スケジュール

                                  • 8:30:起床後、パソコンで事務作業
                                  • 11:30:店にて開店準備
                                  • 12:30:開店、カフェの営業や豆の販売
                                  • 20:30:閉店
                                  • 〜24:00:翌日の仕込みや焙煎、各種準備
                                  • 25:00:帰宅

                                  前職で起業の流れを経験。それでも他業種のため不安が残った

                                  50歳の早期退職制度を使って、夢だったコーヒー豆の販売とカフェのお店に挑戦したい、と本格的に考え始めたのはその3年ほど前です。元々は製薬会社の臨床開発職でしたが、退職前は製品戦略部に所属し、新製品の事業採算性を評価し、その開発・製造・販売戦略までを一貫してマネジメントするという仕事をしていたので、起業の流れはある程度理解していました。しかし、カフェは全く異なる業界ですし、接客もあるため、いざ自分で起業をするとなると不安もありました。

                                    カフェオーナーの起業ブログを参考に、逆算して起業準備を開始

                                    そこで、目をつけたのが起業準備から実際の開店までの道のりを全て書き込んでいた、あるカフェオーナーのブログでした。そこには参考にした店、セミナー、内装の施工時期など事細かに書かれていました。早速それを読み込み、スケジュール表に落とし込むことで、3年後のオープンに向けて、自分なら何をいつ頃までに準備したり、契約すればよいのかなどを逆算し、アレンジしながら具体的に夢を描くことができたのです。
                                    創業・ベンチャー支援センター埼玉のアドバイザーからアドバイスをいただきながら事業計画を立てる一方、アイデアの引き出しを増やすために、リストアップした店に行き、どのような味・内装・雰囲気・価格で訴求しているのかをノートに記録し、分析しました。また、一般社団法人日本スペシャルティコーヒー協会に入会し、業界動向の把握や、コーヒーに関する各種セミナーを受け必要な情報や技術を取得しました。最も重要なコーヒー豆の焙煎技術の習得とカフェメニューのキーとなる自家製ケーキの開発には相当の時間と労力をかけました。例えば、焙煎技術は他店の焙煎セミナーを受講したり、海外の教科書を参考にした上で最終的には小型焙煎機を購入し、豆ごとのデータを蓄積、味を評価することにより、ほぼ独学で身に付けました。

                                    内装にこだわり「人に紹介したくなる店」に

                                    開業にあたって一番お金をかけたのは店の内装です。地元・川口を感じられる空間にしたい、と鋳物を多く取り入れ、古材や鉄でビンテージ感のある雰囲気を造り出しました。かなりこだわって造ったため、施工費は700万円。これは通常の内装にかけるお金の2~3倍だそうです。このインテリアは話題となり、その後さまざまなメディアに取り上げていただいたり、SNSや口コミなどで広がりました。内装には投資しましたが、現在も広告宣伝費をかけずに済んでいるので、正しい選択だったと思います。
                                    2016年6月に開店し、店名のAMBER DROP COFFEE ROASTERSとは、琥珀の雫のようなコーヒーができる豆を焙煎する人たちという意味で名付けました。

                                    収支データは細かく分析し、無駄をなくす

                                    事業計画ではかなり厳しい年間収支予測を立てましたが、おかげさまで3期連続で目標を達成しています。今も収支に関してはこまめにチェックし、微調整を繰り返しています。例えば、時間帯による売れ筋の違いや来店者数など、データを詳細に分析することで、各豆の焙煎量やケーキの仕込量を調節したり、営業時間を変更してきました。お店で出すケーキのレシピも家族の意見を聞きながら自前で開発しています。お店を続けることは大変と言われますが、その通りで地道な努力が必要だと思います。
                                    今後については焙煎教室を開いたり、テイクアウト中心の小規模店舗を持つ、あるいはカフェの起業を考えている人を応援するセミナーを開くなど、方向性について色々考えている最中です。こんな風に自由に考え、行動できるのも起業家ならではの楽しさですね。

                                    教えて!先輩起業家

                                    続けるためのポイントは?
                                    • 資金面を含め事前準備を綿密に行うこと!
                                    • ライバルとの差別化を図れる強みをもつこと。
                                    • 開店後も戦略・メニューを現状に合う形で変えていくこと。

                                    (2020年3月掲載)




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                                      【創業者紹介】E-TEC(イーテック)

                                      〜安心・安全で快適な暮らしを窓フィルムの施工で提案したい〜

                                      【特 徴】

                                      建物には不可欠な「窓」。地震などの自然災害時にガラスが飛び散ってけがをしないか不安、外からの視線が気になる、日差しが強くて部屋が暑くなる、窓からの冷気で寒いなど、窓に関するお悩みや気がかりごとはありませんか?
                                      このようなお客様の「窓」に関する悩みごとを、E-TECは『窓フィルム』の提案・施工で解決しています。

                                      当店は職人直営の施工販売店です。多種多様な窓フィルムの中から、経験豊富な職人がお客様のお悩みに応じた最適な窓フィルムを提案いたします。
                                      現地調査、お見積もりは無料、窓一枚からの施工も喜んで承ります。施工後のアフターメンテナンスも行っております。
                                      いつか来る地震に備えて、猛暑対策になど、窓に関して気になることがありましたら、些細なことでも結構ですので、どうぞお気軽にご相談ください。

                                      一言コメント

                                      2018年の西日本豪雨において、代表の母方の実家がある岡山県真備町が大きな被害を受けました。友人の話や報道から、災害時に割れたガラス片でけがをされた方が多くいたと聞きました。何かできることはないかと考え、安心・安全で快適な暮らしを窓フィルムの施工販売で提案できるのではないかと、E-TECを立ち上げました。
                                      創業・ベンチャー支援センター埼玉には工具調達などの資金調達の相談で伺い、毎週のように通って事業計画書について細部までご指導いただきました。
                                      創業間もない当店ではありますが、お客様の「安心と安全」を第一に、日々精進して参りたいと思います。
                                      (掲載:2019.2)

                                      企業プロフィール

                                      事業所名 E-TEC(イーテック)
                                      代表者 冨岡 洋介
                                      創業年月 2018年10月
                                      住所 上尾市大谷本郷755-21
                                      TEL 048-782-4867
                                      FAX 048-782-7224
                                      e-mail info@e-tecfilm.biz
                                      ホームページ https://etec-film.jimdofree.com/
                                      定休日 なし
                                      営業時間 9:00~19:00



                                      お問い合わせ

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                                        【創業者紹介】株式会社ランダム

                                        〜犬用車いすでペット介護問題に取り組みたい〜

                                        代表取締役:大島 康彰(おおしま やすあき)さん

                                        起業概要

                                        起業 2016年
                                        起業年齢 63歳
                                        起業資金 2,500万円
                                        業務内容 動物介護用品(犬用車いす)の製造・販売
                                        所在地 杉戸町
                                        ホームページ https://landam.co.jp/

                                        略歴

                                        • 自動車、文房具業界で商品開発デザイナーとして勤務
                                          その後、高等専門学校教員を経て日本工業大学で機械工学の教員として勤務
                                        • 61歳:犬用車いす「ランダムカート」を開発
                                        • 63歳:知人と3人で「株式会社ランダム」設立
                                        • 64歳:「ランダムカート」の販売開始
                                        • 65歳:日本工業大学定年退職

                                        軽量×フレキシブル!犬用車いす「ランダムカート」を開発

                                        学生時代からこれまでものづくりをしてきました。犬用車いす「ランダムカート」は、大学で機械工学の教員をしていたときに、学生と一緒に開発したものです。

                                        一般的な車いすは犬の両脇をパイプではさむ構造のため、横方向へ移動しづらくなります。犬の骨格を参考に、背中の上方にメインパイプをもってきた「ランダムカート」を開発しました。犬の体重に応じた車いすの軽さという点も重視しています。試作品を利用してもらうと、獣医師から多くのご好評の声が!「画期的で犬のリハビリとしてもよい」というご意見は、製品化を考えるきっかけになりました。

                                        起業を決意。販路開拓に苦戦するもペット介護のニーズを認識

                                        開発後、ペット関連の会社に製品化を相談したのですが、販路開拓が難しいということで実現しませんでした。それなら自分たちでやってみようと考え、知人と3人で株式会社ランダムを設立しました。ホームセンターで陳列することが難しく、ホームページやSNSでの地道な広報から始めました。最初のうちはプロモーションしてもなかなか効果は出ません。こつこつと努力を続けることが大切だと思います。

                                        「軽快に動ける犬用車いす」としてメディアに取り上げられ、国内のみならず海外からも多くの問合せがありました。ペットの介護問題は世界各国で共通に起こっていると実感し、これからも犬用車いすにとどまらず、この問題に取り組んでいこうと決心しました。

                                        「健康第一」で目標へ邁進

                                        日本政策金融公庫から開発費1000万円の融資を受けたこともあり、当初はかなり無理をしていました。販売開始から1年、ホームページやSNSでの広報が徐々に認知されてきたころ、体調を崩しました。その間も新規購入や改良のニーズがあったため、モチベーションは維持できました。

                                        ペットの介護問題は、やらなければいけないことがたくさんあります。今は「健康第一」で、無理のないよう取り組んでいます。

                                        人間とペットの老々介護を支えていきたい

                                        販売開始から4年が経ちました。多くのお客様から感謝されることでやりがいを感じています。動物介護用品の開発は自分でなければできないという自負があります。社会の役に立っているという充足感も感じています。

                                        日本でおよそ900万頭の犬が飼われています。人間と同様に犬の平均寿命も延びており、人間によるペットの老々介護が問題になっています。犬用車いすだけでなく、介護ベッドや犬を軽く抱えられる道具など、人間がペットを楽に介護できる介護用品を開発していきたい。さらに生産体制を確立させて海外のペットマーケットに参入するなど、ビジネスとしてもスケールアップしていきたい。

                                        定年後の仕事としてはヘビーですが、会社の土台を築いて次の世代に引き継いでいきたいです。

                                        教えて!先輩起業家

                                        続けるためのポイントは?
                                        • 健康第一!無理をしすぎない。
                                        • 広告効果はすぐには出ない。成功するまでこつこつ努力を続けること。
                                        • お客様のニーズやトレンドを機敏に読み取ること。

                                        (掲載: 2022年4月)




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                                          ※当公社とお取引のない方や企業様からの営業メールには返答いたしかねますのでご了承ください。

                                          【創業者紹介】株式会社 伊奈京

                                          〜会社員時代の経験・人脈を生かし、無理なくチャレンジ〜

                                          代表取締役:中鶴 日南(なかづる ひなみ)さん

                                          起業概要

                                          起業 2012年
                                          起業年齢 55歳
                                          起業資金 300万円
                                          業務内容 のり、お茶、梅干し、お菓子などの職域販売
                                          所在地 伊奈町
                                          ホームページ

                                          略歴

                                          • 老舗食品メーカーの営業職として働く
                                          • 53歳:事業計画書の作成など起業に向けた準備を始める
                                          • 55歳:早期退職し、起業
                                          • 57歳:自社ブランド商品を本格的にスタート
                                          • 62歳:百貨店での期間限定販売を実現

                                          スケジュール

                                          • 7:30:商品の積み込みチェック
                                          • 9:30:販売先での設営開始
                                          • 10:30〜14:00:商品販売
                                          • 14:00〜:片付け・入金を行う
                                          • 17:00〜:帰宅後、伝票確認や棚卸を行う
                                          • 18:30:翌日の積み込み分を用意し、業務終了

                                          早期退職で乾物の職域販売に参入

                                          のりの製造販売を行う会社で30年以上勤めた後、早期退職して「いつか挑戦してみたい」と思っていた起業を実現しました。会社員時代と同じく、のりやお茶、乾物などを扱っており、販売形態は主に「職域販売」といって、企業の従業員向け社内販売を行っています。お昼休みを中心として、銀行や保険会社などのオフィスの一角を貸してもらっています。

                                          経験・人脈を生かすからこそ「恩義を払って独立」する

                                          起業には不安が付きものと言いますが、私の場合は扱う商品が現役時代とほぼ変わらず、社内ベンチャーの立ち上げに関わった経験もあったので、販売先や売上の確保には見通しがありました。退職前から、付き合いのある会社に起業を計画していることを伝え、独立後に職域販売をさせてもらう仮約束を取り付けたのです。また勤務先とは起業後の取扱商品や販売ルートについては話し合いをさせてもらい、互いに棲み分けができるように調整を行いました。気持ち良く商売をするには「恩義を払った上で独立する」ということは大切です。

                                          同業他社はライバルであり、頼れる存在

                                          起業当初は、前職で付き合いのあった会社を中心に営業をしていましたが、イベント等に出店するうちに、同業他社との繋がりも増えていきました。すると「ここでは売れる」「この会社では新しい出店者を探している」といった情報がもらえるように。中にはその繋がりで会社の担当者を紹介してもらい、新規販売先を獲得できたこともあります。また、私自身も何度か同業者に自分の販売先を紹介しました。起業後しばらくは相談相手がいなかったので、悶々とすることもありました。独立事業者にとって、同業他社はライバルである一方、持ちつ持たれつの関係なのだと実感しています。

                                          自社ブランド製品で知名度を上げたい

                                          乾物は消費期限が長いので廃棄リスクが低い一方、利益率も低いのが経営課題の1つです。原材料費は年々上がっているため、利益を上げるためには、たくさん売るよりも高くても売れる商品を揃える必要があります。そのため、ラインナップにはスーパーでは売っていない、でもお中元・お歳暮等で扱う高級ブランド品とも違う「特別感があって産地にこだわった品」をそろえています。職域販売では、お客様は固定されがちです。飽きさせないようにするため、いかに目先を変えるか、商材、取引先、売り方を変えることに気を配っています。知名度を上げるために、3年前から本格的に自社ブランド製品を展開するようにしました。
                                          こうした地道な活動もあり、昨年は川越の百貨店からもお声掛けいただき、期間限定の出店を実現。百貨店への出店は目標の1つだったので、嬉しかったですね。今後の目標は実店舗を持つこと!販売先は広がってきましたが、いつかは自分が良いと思える商品を集めたセレクトショップのような店を開きたいです。

                                          教えて!先輩起業家

                                          続けるためのポイントは?
                                          • 商品、売り方など目先を変えて、お客さんを飽きさせない工夫をしよう!
                                          • 従来の人間関係や経験を生かせる業種で、無理なくチャレンジ
                                          • 同業者とのつながりを大切に!ライバルでもあり、いざという時に頼りになる存在。

                                          (2020年3月掲載)




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                                            【創業者紹介】星と宇宙のミニ博物館 青星

                                            〜プラネタリウム解説員のキャリアを活かして、宇宙のロマンを伝えたい〜

                                            【特 徴】

                                            「青星」とは、おおいぬ座の輝星シリウス(天狼星)のことで、太陽を除いて地球上から最も明るく見える恒星です。このように明るく輝く博物館になるようにと願い、「青星」という館名といたしました。

                                            事業内容は、館内設置のミニ・プラネタリウムを用いた星空の投影および、星や宇宙に関する資料展示、グッズ販売、天体望遠鏡製作などのワークショップです。ミニ・プラネタリウムでは、心地よい音楽やアロマテラピーと融合させた、ゆったりとした癒やしのひとときを味わえます。また、プラネタリウムの出張投影サービスや、幼稚園・小学校などへの、星や宇宙に関する出前授業も行っております。
                                            小さいお子様連れのご家族や、授業で天体を勉強している小中学生はもちろんのこと、長らく星空を見上げることが無くなった大人の皆さま、是非「青星」へ足をお運びください。くつろぎと共に、宇宙へのロマンをあらためて感じていただけるサービスメニューを取り揃えてお待ち申し上げます。

                                            一言コメント

                                            さいたま市のプラネタリウム施設で30年間、プラネタリウムの解説員を務めていました。その施設運営が市から民間事業者に委託されることをきっかけに、自分のキャリアを活かしたプラネタリム事業をしたいと、同じ志をもつ仲間と共に一念発起して起業をいたしました。起業するにあたり、まず創業・ベンチャー支援センター埼玉を訪問し、開業の手続きから事業に合う組織形態のことなど起業に係る全般のアドバイスを受けました。また並行して県内の不動産物件をあちこち探して回り、上尾市内に現在の物件を見つけ、青星を開業できるようになりました。また館内イメージをあれこれ考えて、自分たちで必要機材等を揃え、コツコツと現在のかたちに内装を作り上げていきました。
                                            開館して間もないですがお陰様で、口コミ等で近隣のファミリー層を中心としたお客様にお越しいただいております。これからは当館のアピール活動を積極展開し、より多くの子どもたちに宇宙のロマンを、また大人の皆さまにはゆとりや癒やしの時間を感じていただけるよう、プラネタリウムの新たな価値と利用サービスを提案してまいります。
                                            (掲載:2018.10)

                                            企業プロフィール

                                            事業所名 星と宇宙のミニ博物館 青星
                                            代表者 糸賀 富美男
                                            創業年月 2018年5月
                                            資本金 200万円
                                            従業員数 1名
                                            住所 さいたま市見沼区東新井866-81
                                            TEL 048-793-4482
                                            URL http://www.青星.jp/
                                            http://xn--kiv180i.jp/
                                            定休日 毎週火曜日、毎月第3水曜日、年末年始および臨時休館日
                                            営業時間 14:30~19:00(平日)、10:00~18:00(土日祝)



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