ハピネス照明デザイン事務所

〜前職の経験をフル活用し専門性を武器に起業〜

代表・照明コンサルタント:椎原 敏次(しいはら としじ)さん

起業概要

起業 2012年
起業年齢 65歳
起業資金 約200万円
業務内容 美容室に特化した照明デザイン設計
所在地 戸田市
ホームページ https://www.hapifa.jp/

略歴

  • 鉄道会社に就職し、電気の技術者として働く
  • 50歳:ホテルに出向、宴会場・レストランのリニューアル工事に従事し、その間に各種資格を取得
  • 57歳:2級建築士の資格取得を機に、起業を決意
  • 60歳:スキルを上げるため照明士と色彩検定1級を取得
  • 65歳:起業するも、受注できない時期が続く
  • 67歳:原宿の美容室の事例をきっかけに事業が軌道に

ウィークリースケジュール

  • 月:営業活動
  • 火:美容室で打合せ、工事の立ち会い
  • 水:PCで設計・シミュレーション作業
  • 木: 〃
  • 金:現地調査のため、大阪などに出張
  • 土:休   ジムに通う 自治会の打ち合わせ
  • 日:休 自治会長として地域のイベントに参加

努力して培った専門知識、定年でゼロにしたくない

きっかけは、50歳のときに関連ホテルへ出向し、施設管理の責任者になったことです。鉄道会社の電気技術一筋だったのが、インテリアを含めた設備全般の知識が必要になりました。インテリアコーディネーターやエネルギー管理士など、関連する資格を優先順位をつけて取り、2級建築士の資格も取得。そこで、ふと思ったんです。苦労して取った資格が、定年後はただの紙切れになるのか…と。愕然としましたね。そこで、この経験と知識を武器に、照明デザインで起業しようと決意しました。

5年間の準備を経て起業するが受注に苦戦

60歳で起業と決めたものの、65歳まで勤めてから起業することに。その間に照明を基本から学び、色彩の知識も身に付けました。起業後2年ほどはなかなか受注できず、起業資金がなかったら、継続は難しかったと思います。しかし、この間に照明の明るさを立体的に表現できる三次元照明シミュレーションソフトの操作技術を修得したことが後に大きな武器となりました。

転機となった1本の電話とホームページ

転機となったのは、原宿の美容室からかかってきた1本の電話。LED照明が流行し始めた頃で、ホームページを見て連絡してきたとのこと。コンサルタント料を伝えると断られましたが、『原宿?』ハッ!と思い、かけ直しました。「ホームページに施工事例として紹介させていただけるなら、無料でいいですよ」と伝え成約できたのです。
成約したものの、美容室の照明なんて初めて。全知識を傾注し、時間はかかりましたが、なんとか顧客にご満足いただけるものができました。例えば、美容師さんの手元やお客様の顔に影ができないように、襟足まで良く見えるようになど、顧客の要望を一つ一つクリアしていきました。

美容室の照明に特化して全国にお客様を拡大中!

その後、ホームページで事例を見た美容室から次々と連絡が来るようになり、今はお客様の9割が美容室です。
軌道に乗るまで時間がかかりましたが、続けられたのは戸田市や商工会のサポートのおかげ。起業支援施設の提供や、PRに有効な補助金の申請をサポートしていただきました。市が契約しているアドバイザーの助言も大きな力となりました。
今年で72歳ですが、国内に私のスキルに代わる人はいないと自負しているので、まだまだレベルを上げて頑張ります!

ビフォーアフターでこんなに違いが(都内の美容室の事例)

教えて!先輩起業家

続けるためのポイントは?
  • 専門性が最大の武器!よそではできない強みを持つこと。
  • 家賃が安い自治体が運営する起業支援施設に入居し、固定費の削減ができたこと。
  • 年金・貯金などの生活資金は事業資金とは別に確保しておくこと。

(2020年1月掲載)




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