[2021年11月17日]市倉アドバイザー

市倉 育江(いちくら いくえ)

プチ起業で自分らしい働き方を実現しよう

私が担当しているご相談では新規の開業や集客などと同じように多いのが女性の方の起業のご相談です。最近では主婦起業、フリーランス、副業、週末起業など働き方の多様化が進みいろいろな働き方を表すワードをよく見かけます。今日は女性の起業に多い「プチ起業」について書いてみたいと思います。

プチ起業とは小さくはじめて育てていくビジネス

プチ起業とは一説では主婦が扶養範囲内で会社などの組織に属さず働くことを指すようですが、私はプチ起業とは「小さくはじめて、育てていくビジネス」だと思っています。私の周りでもプチ起業で自宅の空いている部屋を利用してエステサロンやネイルサロンを開いたり、昼間家族の居ない時間を利用してお料理教室を主宰したりする方でも、今ではその活動の他に本を出版したり、協会を立ち上げたりと事業を大きくされている方もたくさんおられます。

女性のプチ起業で特徴的なのは、ごく一般的な「起業」のように事業を大きくすること、収益をたくさん得ること以外に、自分のライフスタイルにあわせて働く時間などを決めたり、組織の縛りなどを受けずに自由に働くこと、自分の好きなことで人の役に立ちたいなど、自己実現的や、社会のため、QOL(充実した暮らし)などの理由によってプチ起業を選ぶ方が最近では増えているように感じます。

プチ起業の悩みで多いのは・・・

プチ起業を始めるにあたって特に多い悩みは①スキルや知識がない、②相談者や起業仲間がいない、③家族からの協力が得られない、などがあります。

まず、やりたいことが決まったらそのための準備として情報集めをしていきましょう!その中で必要なスキルや知識はしっかりと学びを深めてくことが大切になります。お客様からお金をいただいて商品やサービスを提供するからにはスキルや知識は必須です。

また、スキルや知識があれば家族からの理解や信頼を得やすくなります。

ただ、業種にもよりますが100%完璧を求めてしまうと、いつまで経っても活動をスタートできないなんて事になりがちです。ある程度準備が整ったらお友達や知人を対象としたテストマーケティングやモニターなどで少しづつ実績を作っていきましょう。

また、埼玉県では当施設のように無料で「起業相談」ができる施設もあります。アイデアはあるのに一歩が踏み出せない、スキルや資格は持っているけどどう生かしたらいいかわからない、そんな方はぜひお気軽にご相談にお越しいただければ嬉しいです。




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