[2021年11月29日]正能アドバイザー

正能 修一(しょうのう しゅういち)

シニア起業のすすめ

2025年の日本は、団塊の世代が75歳を超えて後期高齢者となり、国民の3人に1人が65歳以上、5人に1人が75歳以上という、人類が経験したことのない『超・超高齢社会』を迎えることになります。生産年齢人口の減少や社会保障制度維持等の課題に対応していくため、国は70歳までの雇用延長の努力義務制度を設けていますが、一方で、現役時代に培った経験やノウハウ、特技等を活かした「シニア起業」も近年、新たな働き方として注目されています。

シニアの定義は曖昧ですが、創業ベンチャー支援センター埼玉では、50歳以上の方々からシニア層と位置付け、シニア向けのセミナーや創業相談などを実施しております。創業相談も最近ではシニア層の方の来訪が増加しており「シニア起業」に対する関心が年々高まっていることが伺われます。

相談現場から見た、シニア起業に対する動機等については、定年前のシニア層と定年後のシニア層では大きく異なり、定年前のシニア層は、退職前に現在の経験やノウハウ等を活かして早期退職して独立する方や、兼ねてから心に秘めていた業種での開業を元気な時に実現したい方が多いのが特徴です。

一方で、退職をされた方の創業の動機は、「定年後も社会との繋がりを求めたい。」や「まだまだ元気なので、地域に貢献できる仕事がしたい。」「共通の仲間が欲しい定年の居場所が欲しい。」など、利益を求めるというよりは、生き甲斐や働き甲斐を求める方が多いのも特徴です。

このようにシニア起業に対する動機等は異なりますが、何よりもシニア起業のメリットは、①自分がしたいことを仕事にできる。 ②定年後も自身の経験やスキル、人脈等を生かせる。③定年がなく、年齢と健康を大事にして働ける、などが挙げられます。

毎日が楽しく、やりがいのある起業を目指していくことが何よりも大切です。

シニアの場合、初期投資が低額であれば無理のない計画で進められますが、業種等によっては各種認可等の手続きや最低限の開業資金は必要となります。

創業ベンチャー支援センター埼玉では、こうしたシニアの方々が安心して開業できるよう事業計画や資金計画など丁寧なアドバイスを行うとともに、セミナーの開催なども行っています。

シニア起業を目指される方は是非創業ベンチャー支援センター埼玉にお越しください。
アドバイザー一同、心からお待ちしています。 




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