【創業者紹介】GINGER FACTORY(ジンジャーファクトリー)

【特 徴】

当社は2012年10月に設立しました。会社の企業理念は「生姜を通した農業と地域経済の活性化」です。私たちはこの理念をとても大切にしていて「生姜」専門店はこの理念を伝える場所と考えています。設立当初はネットでの販売を中心に事業を行っていましたが、今は川口芝、浅草、蕨と3店舗を構えるまで成長しています。

 

特徴は何といっても「生姜」専門店であることです。意外かもしれませんが実は、「生姜」専門店は少なく、私たちがパイオニア的な存在となっています。何をするにも前例がなく、日々私たちはトライ&エラーを続けており、他の店では体験できない商品を手にすることができるかもしれません。

「生姜」には実に多くの呼び名があることをご存知でしょうか。大きさと用途、収穫時期によって分類され、大きさは、大生姜、中生姜、小生姜に分けられています。主にスーパーで販売されている生姜が大生姜です。収穫時期では、葉生姜、新生姜、根生姜などと呼ばれています。恐らく馴染みあるのは根生姜で、10月に収穫した生姜の根のことを言います。
 当社ではこのような「生姜」を厳選し、仕入れを行っています。私自身が全国を歩き回り、直接生産者と会い、対話することで、その農家の生姜に対するアイデンティティや生産現場を確認し、熊本、高知、長崎の契約農家から年間を通じ安定的に供給してもらっています。

 


 商品ラインナップは、無農薬生姜、ジンジャーシロップ、生姜チップス、生姜粉末、生姜ハンドクリーム、生姜甘酢漬け、生姜キャンディー、そして贈答用にも使えるセット商品など、豊富なラインナップを取り揃えております。店頭での人気商品は若い女性にも評判の当店自慢のジンジャーシロップを使ったジンジャーエールです。ネットでは生の生姜が売れ、川口芝の本店ではセット商品などの物販が盛んです。 

 


 当社ではこのように多くのラインナップを取り揃えていますが、これらの商品は基本私たちが考案したレシピに基づいた自社開発商品となります。私たちは日々、あらゆる競合の既存商品はじめ、新商品に至るまで多くのものを口にしてきました。しかしながら、どの商品も私たちを満足させてくれることはなく、ならば自分達の目指す商品を作ろうと考え、基本、手作りの商品ラインナップへと繋がっています。また、「接客」を重視しています。次第に世の中がロボット化し、接客ロボットが出現する時代ですが、人間が応対するならば、「会話」があってこそ、人間らしさがあると考えています。もし会話がないのであれば、自動販売機を置けばいいだけですから。
接客の中でこそ私たちの理念「生姜を通した農業と地域経済を活性化」を伝えることができる、最良の手段だと私たちは考えています。 


一言コメント 

 私は熊本県の田舎育ちで、大学卒業までずっと熊本で暮らしていました。そこは、山、海、畑などがある大自然に囲まれた環境であり、家庭も兼業農家を営んでいました。農作物や海産物などが直に身近にとれる環境で育っており、まさに自給自足ができるような場所です。
大学卒業後、広告代理店に勤めると同時に東京に出ることになり、約10年近く都会で生活することになりましたが、ここでの生活は熊本とはまったくかけ離れたものとなりました。お店に行けば、野菜は並んでいますが、その野菜を作っている生産者、つまり農家がどのような考えで野菜を作っているのか、東京の消費者は知る由もなく、ただ購入し調理して食べているだけに過ぎません。あまりにも、消費者と生産者の距離が離れていることに気づかされました。その距離は何故生まれたのか。そのひとつに消費者の野菜に対する無関心さがあると考えています。例えば、生姜に芽が生えていたら、これは商品として受けられない場合があります。でも、芽が出たからと言って、栄養を取られ、味を落としてしまうのかと言えば、そうではないし、味に何の悪さもしないのが事実です。しかし無関心さによりこのように理解されてしまうのです。勿論、農家は安全・安心、良いものを作ることに情熱をかけているのは間違いありません。でも、皆さんに知って欲しいのは、農家である前に「生身の人間」が作っているということを知って欲しいのです。自然を相手にする以上、自然の声に耳を傾けながら、良いものを作り上げていきますし、人間も自然界の中で生きていれば病気にもかかるし、笑顔が出ないときもあります。これらのこと全て含めて「農家、農業」なんだということを、「生姜」を通じで知って欲しいと思い2012年、創業に至りました。
創業・ベンチャー支援センター埼玉との出会いは、2013年にネット通販をより成長させ、経営の勉強をしたいとの思いからでした。ネットで検索したところ、この創業・ベンチャー支援センター埼玉のホームページに辿りつき、アドバイザーに相談することになったのが、きっかけです。昨年は彩の国ベンチャーマーケットにもお誘い頂きましたし、担当のアドバイザーと同じ出身で、たまたま共通の知り合いがいるなど、しばしば情報を頂く関係を今も続けさせてもらっています。
 「生姜を通した農業と地域経済を活性化」の企業理念をもっと実現するために、イベントに出店したり、生姜を育てている人のためにフェースブック上で生姜部を立ち上げコミュニティーを作ったり、学校で「生姜のお話し会」などを開催しています。今後はもっとこの理念を伝えるため、増店を考えていますが、まずは既存の店舗にお立ち寄り頂き、私たちの目指す理想を体験してください。

(掲載:2020.9)


企業プロフィール

事業所名 株式会社サン・フィールド
代表者 古谷 公史郎
創業年月 2012年10月
住所 埼玉県蕨市中央1-30-3
電話 080ー7664ー7668
URL https://ginger-factory.net/
営業時間 不定 
休業日 不定休



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