平成29年度 第2回 モータ・パワエレ・水素エネルギー研究会を開催しました (9月6日)

次世代自動車支援センター埼玉では、県内の自動車産業に関わる企業の技術開発力強化を支援するため「モータ・パワエレ・水素エネルギー研究会」活動を行っています。今回のテーマは「燃料電池と水素インフラの動向について」とし、自動車のEV化が進む一方で、世界的な水素社会への進展の中で、FCVの位置づけや動向についてお話していただきました。
第1部の技術セミナーでは、52名(34社)の多くの皆さんにご参加いただき、活発な質疑応答がありました。第2部の研究会会員メンバーによる討論会でも、さらに踏み込んだ質問やコメントなど、予定時間を超過して活発な意見交換が行われました。進展する水素社会の中で、自動車メーカーのFCVへの取り組み姿勢、水素とCO2、再生エネルギーとの関係など、来るべき水素社会への展望が理解でき、大変有意義な研究会でした。

日時:2017年9月6日(水) 13:30~17:10
場所:新都心ビジネス交流プラザ4階 会議室C

パンフレット

第一部 <技術セミナー>

講演1

「Hondaにおける燃料電池自動車の開発と水素社会への取り組み」5339a

(株)本田技術研究所 四輪R&Dセンター
第5技術開発室 第3ブロック
主任研究員 小谷保紀氏

【プロフィール】1993年、本田技術研究所入社。1998年から燃料電池システム開発部門にて、燃料電池システム、燃料電池スタックの開発を担当。現在に至る。

講演2

「水素社会実現に向けた取り組みについて」5357a

岩谷産業(株) 産業ガス・機械事業本部
水素本部 水素エネルギー部
シニアマネージャー 梶原昌高氏

【プロフィール】1999年、岩谷産業入社。液体水素や水素発生装置の開発に従事、水素ステーション整備計画策定担当。2005年水素エネルギー部にて技術開発担当、2011年から企画・推進を担当、2016年から現職。工学博士。

講演3

「燃料電池タクシーや燃料電池バスの導入と水素インフラの整備」5375a

埼玉県 環境部 エコタウン環境課 創エネルギー推進担当
主査 高野善文氏

 

 

5333a 5362a 5364a

5347a 5351a 5365a

第二部 <技術討論会>

5396a 5406a 5391a

「平成29年度第1回軽量化研究会」を開催しました(開催日:6月28日)

次世代自動車支援センター埼玉では、ホンダの新型「NSX」開発で採用された軽量化技術にフォーカスを当て、平成29年度第1回「軽量化研究会」を開催しました。
新型「NSX」開発においては、HONDA独自の運動性能を引き出すため、軽量かつ高剛性なボディーを実現することが求められ、そのために、車体骨格構造や、材料選定、製造技術にいたるまで徹底してこだわり抜いたとのことです。今回、この新型「NSX」開発で採用された複数の素材を用いた車体技術について紹介していただきました。
また講演の前に、新型「NSX」の実車展示を行いました。間近で実車を見ることができる機会は少ないこともあり多くの参加者が見学され、大変好評でした。
今回も対象者を一般企業に広げて開催し、当センターの支援事業や軽量化研究会活動をPRしました。
また、講演会に先立ち、参加各社から自己紹介をしていただいたことでお互いの事業概要がわかり、休憩時間や講演終了後には参加企業間での名刺交換や講師への個別の質問など積極的な交流が図れたようです。

開催日時:平成29年6月28日(水)13:30~16:30
場所:新都心ビジネス交流プラザ4階 会議室C
参加者:30社46人

案内パンフレット


内容

1 軽量化研究会の進め方

次世代自動車支援センター埼玉 コーディネーター 乙部 豊5233a


2 「NSXの高機能トランスミッションケース鋳造について」

<講師>5247a
株式会社田島軽金属 営業技術本部
本部長 駒木 博氏


3    「Honda Super Sport NSX開発について」

<講師>5300a
株式会社本田技術研究所 四輪R&Dセンター
開発戦略室 技術広報ブロック
主任研究員 塚本亮司氏

<プロフィール>
1985年本田技術研究所に入社。1987年スポーツカー開発プロジェクトに参加、その後初代NSX開発に参画。1997年からS2000開発に参画し、車体系開発テスト責任者として従事。2011年から新型NSX開発の日本サイド車体開発テスト責任者として参画。現在に至る。


4 「Honda Super Sport NSXの車体軽量化の技術開発について」

<講師>5269a
株式会社本田技術研究所 四輪R&Dセンター
第9技術開発室 第1ブロック
主任研究員 松浦広和氏

<プロフィール>
2003年本田技術研究所に入社。CIVIC、FIT等のキャビン設計担当。2009年より次世代軽自動車の開発プロジェクトに参画。第一弾N-BOXの車体設計を担当。2012年から HONDA R&D America に駐在し、新型NSXの車体技術開発のテクニカルアドバイザーとして参画。2016年に帰任し、現在に至る。


5282a 5294a
参加者からの質問にも丁寧に答えていただきました。

5213a 5229a

平成29年度 第1回 モータ・パワエレ・水素エネルギー研究会を開催しました (6月14日)

次世代自動車支援センター埼玉では、県内の自動車産業に関わる企業の技術開発力強化を支援するため「モータ・パワエレ・水素エネルギー研究会」活動を行っています。今回のテーマは「最近のEV車両の技術動向とバッテリー技術動向について」とし、2件の講演をお願いしました。
第1部の技術セミナーでは、予想を超えて56名(34社)のご参加をいただきました。講演1では、日産自動車(株)の今後のクルマ方向性と新型ノートで採用されたe-Powerについてご説明いただき、講演2では、車載用電池の業界動向と今後の展望について、海外状況を含めてご説明いただきました。どちらも大変興味深い内容で好評でした。
また、講演会場の片隅に、かつて当センターにて実施した車両分解研究会で分解したバッテリーも展示しました。
第2部の研究会会員メンバーによる討論会では、さらに踏み込んだ質問やコメントなど、予定時間を超過して活発な意見交換が行われ大変有意義な研究会でした。

日時:2017年6月14日(水) 13:30~17:15
場所:新都心ビジネス交流プラザ4階 会議室A

パンフレット

第一部 <技術セミナー>

講演1

「日産インテリジェント・モビリティ」
~日産が考える今後のクルマの方向性~

5078a
日産自動車(株) 渉外部
担当部長 堀江浩史氏

【プロフィール】日産自動車入社後、FF車の車両/プラットフォーム開発を担当。1997年からデトロイトに駐在、米国専用ミニバン/ピックアップトラックの車両計画を担当。2004年から、栃木実験部でムラーノ、ティアナ、エルグランドの車両商品性主担として車両性能統括を担当。2008年から、EV先行開発部主担としてEV先行車両開発を担当。2009年から渉外部にてEV/FCV関連渉外業務を担当。

講演2

「自動車の電動化加速に伴う電池業界の動向と今後の展望」
5098a

名古屋大学 未来社会創造機構 客員教授
兼 エスペック(株) 上席顧問 佐藤登氏

【プロフィール】本田技研工業入社後、材料技術と電池技術の研究開発に従事。その後、電池研究室創設。2004年、韓国サムスンSDIに移籍、中央研究所にて技術経営に従事、その後本社経営戦略を担当。2013年から名古屋大学客員教授、およびエスペック(株) 上席顧問、現在に至る。工学博士。

5088a 5093a 5090a

5106a 5099a 5103a

第二部 <技術討論会>

5113a 5119a 5115a

「埼玉県新技術・新工法展示商談会 in SUBARU」を開催しました

次世代自動車支援センター埼玉では、自動車産業部会会員企業の革新的技術等を紹介する冊子「埼玉の技」を作成し、自動車メーカー等とのビジネスマッチングに役立てています。
本展示会は、「埼玉の技(2016年版)」を株式会社SUBARU様の関係部署で閲覧し、関心の高い技術を保有する企業を厳選してもらう逆指名方式で実施しました。
事前に株式会社SUBARU様より出展企業に対し、ニーズ説明会を行い、関心事項などを提示してもらい、出展企業と展示パネルの内容について十分に摺り合わせした上で、展示を実施したものです。
当日は予想を超え、多くの方にご来場いただきました。会場内では、ブースに訪れる来場者に対し、自社製品や独創的な工法を積極的にPRし、常に熱気に満ち溢れておりました。
来場者アンケートをみると、「試作品等たくさん準備されており、パネルと併せて読むことで理解がしやすかった。」、「各分野でそれぞれ独自の技術を極めていること驚きだった。」「ぜひ定期的に技術提案をいただきたい」などの感想を多数いただきました。
今回は展示パネルの内容を開催1か月前から専用HPにて公開し、出展企業からは「来場されている方が目的を明確に持ってきている方が多く、事前にかなり情報を得ているので話が早かった。試作依頼を受けた」、「今までの展示会の中で一番の盛況でした。」などのお礼を多数いただきました。

開催日時:平成29年6月8日(木) 10:00~16:00
開催場所:株式会社SUBARU 群馬製作所 本工場 西本館 3階大ホール
373-8555 群馬県太田市スバル町1-1
出展企業:「埼玉の技(2016年板)」からSUBARU様が希望する14社
来場者数:365人

332a 349a
開会式 (公財)埼玉県産業振興公社
理事長 織田秀明
開会式 埼玉県産業労働部
副部長 石川英寛
355a 367a
開会式 (株)SUBARU
調達本部 調達企画部 部長 棟田和幸様
開会式 (株)SUBARU
第一技術本部 部長 佐瀬秀幸様
594a 460a
展示会場内 展示会場内
647a 676a
展示会場内 展示会場内