課題解決型企業間連携

ラグビーワールドカップ2019™熊谷会場 おもてなしエリアに「クールシステム」を展示しました!

ラグビーワールドカップ2019™熊谷会場 おもてなしエリアに、㈱ネギシが現在開発中の「クールシステム」の試作品を展示、来場者の皆様に冷涼感を体験していただきました。

埼玉県産業振興公社では、埼玉県の支援を受けて、平成31年度(令和元年度)の新規事業として、「課題解決型企業間連携支援事業」を実施しています。
同事業は、大企業等が抱えている課題等を解決するために、県内中小企業等がグループを組成して、試作品を開発し、開発した製品を上市するなど、販路開拓までの支援を、埼玉県産業振興公社の企業間連携支援コーディネータが支援する事業です。
埼玉県上尾市にあります株式会社ネギシは、公益財団法人埼玉県産業振興公社の小笠原均郎コーディネータの支援を受け、潜熱蓄熱材を活用した暑熱対策&温暖化防止に貢献する「クールシステム」の開発に取り組んでいます。

展示概要

展示日・場所

令和元年9月29日(日曜日)
熊谷スポーツ文化公園くまがやドーム多目的運動場 おもてなしエリア内

展示品名

潜熱蓄熱材を活用した暑熱対策&温暖化防止に貢献する「クールシステム」(仮称)
※製品の発売時期に合わせて、製品名称を決定する予定です。
※2019年9月に特許申請をしました。

製品概要

製品の特徴

ヒートポンプ式冷水機で生成した冷水で、システムの要となるクールベンチを冷やして、座った人を効率良く冷ますとともに、スポット内にいる人たちも、まるで洞窟やトンネルに居るような冷涼感が得られる空間を創出するもので、以下のような特長があります。

  • クールベンチで伝熱・輻射・対流による複合的冷涼システムになる。
  • 潜熱蓄熱材とコーティング材で、座面・背凭れ面の結露発生を抑制する。
  • 周囲空気を除湿し、結露水を足元に散水し冷却効果を高める。
  • 天幕に東レ㈱のサマーシールドを使用して、遮熱性を高めることができる。
  • 屋根・壁・ブロックとの相乗効果で広範囲な冷涼空間を創出できる。

開発メンバー

株式会社ネギシ(上尾市)プロジェクトリーダー
株式会社イシミック(さいたま市)ほか
※アドバイザーとして、日本工業大学の三坂育成教授をはじめ、埼玉県環境科学国際センターなどの協力をいただいています。

販売時期

2020年4月以降、開発製品の販売を予定
製品購入のほか、リースやレンタルなどにも対応していく予定です。

 

当日の会場は、晴れるとともに気温が上がり、会場の熱気と相まって暑い一日となりました。
来場者の皆さんはクールベンチで涼を取ることにより、リラックスされている様子でした。

★㈱ネギシのFacebookでも詳細が見られます。