月刊誌「アクセス埼玉」7月号を発行しました

◇特集◇
『モノづくり中小企業の「両利き経営」の特質と実践』

世界的な環境・資源・エネルギー問題の深刻化と日本国内の少子高齢化が進行する中、わが国の機械産業は大きな岐路に立たされています。そのため、わが国機械産業のリーディング産業である自動車・同部品産業では世界のEV(電気自動車)市場の獲得に向けて他分野との戦略的提携を含めて、従来のサプライチェーン構造の転換が急ピッチで進められています。また、デジタル機器およびDX関連ソフトの世界的普及は、モノづくりの仕組み自体を大きく変化させています。
そのため、こうした機械産業を取り巻く事業環境や市場環境の流動的・加速的変化は、これまで日本の機械産業を支えてきた中小製造業にとっても大きな脅威となってきています。
そこで、機械振興協会経済研究所(経済研究所)では、こうした大変革期の中で機械金属部品加工等に携わっているモノづくり中小企業がいかにして既存事業の改善と新規事業の実践を両立させながら経営の失速を防ぐことができるのかといった問題意識に基づいて、「両利き経営」という手法に注目しました。
本稿では、2年間にわたり経済研究所が実施した「モノづくり中小企業における『両利き経営』に関する調査研究」から得られたファインディングス(調査結果)の一部について紹介します。

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