デジタル・技術支援

令和3年度 第3回 AI・IoT普及セミナーを開催しました。 【開催日 8月24日(火)】

公益財団法人埼玉県産業振興公社では、主に埼玉県内の中小製造業がAI・IoTを活用する際に参考となる情報を提供するため、AI・IoT普及セミナーを開催しています。

第3回目となる今回は、第1部では、基調講演として、三菱電機システムサービス株式会社の飯田様より、「スマートファクトリー実現にむけたトータルIoTソリューションのご紹介」と題しご講演頂き、スマートファクトリー化の取組みについてご紹介頂きました。

第2部では、「令和2年度AI・IoT・ロボットシステム導入トライアル補助金」の成果発表として、①野口精機株式会社、②池上金型工業株式会社、③株式会社ビー・アンド・プラスにご報告頂きました。

セミナー参加者からは、「池上金型工業様の発表では、実際のデータやグラフを多く出していて分かり易く、非常に感心した。」、「様々な分野で、AI・IoTを活用されている情報(生の声)はとても刺激になりました。」、「製造業をされている方に大きな気付きを与えられる機会になっていると思います。」、といったお声を多数頂き、大好評のうちに終了しました。

開催概要

■テーマ  :「情報をシームレスに繋ぐスマートファクトリー」や「導入事例」から学
         ぶデジタル活用技術

■開催日時 :令和3年8月24日(火)13:30-16:00

■申込締切 :令和3年8月20日(金)18:00 

■配信方法 :Zoom社のウェビナーを使用したライブ配信

■対象   :埼玉県内の中小製造業の経営や実務者等

■参加者  :134名(108社)(YouTube期間限定視聴[8/25~8/31]も含む)

■参加費  :無料

内容

第1部<基調講演> 13:30~14:30

 「スマートファクトリー実現にむけたトータルIoTソリューションのご紹介」

<講演内容>
AI・IoT技術は、稼働監視だけでなく、工場の運営にも広く活用することができます。セミナーでは、中小店舗・施設向けのエネルギー管理システムから、産業・工場向けの監視・制御システムまで、様々な事例を交え、スマートファクトリー化によって実現できるトータルIoTソリューションについてご説明させていただきます。

<講演者>
三菱電機システムサービス株式会社
機電事業推進センター
担当部長 飯田 裕一 氏

第2部<補助金成果発表> 14:40~15:55

 「IoTを活用した製造現場測定データ収集とデータ活用による品質管理」

<講演内容>
工程内検査の手入力記録を自動で品質管理データベースへ取り込み、検査記録帳表、管理図など自動生成できるシステムを構築しました。さらには、解析、アラーム機能等を活用し品質管理レベルを刷新させることができました。弊社のシステム構築に関する実例をご紹介します。

<講演者>
野口精機株式会社 東松山製造グループ
マネージャー 佐々木 信幸 氏

「大型樹脂製品を対象としたAI活用スマート精密加工システムの開発」

<講演内容>
切削加工状況の変動をAEセンサにより把握、その情報を元に加工位置や加工速度等の変化、および加工機内の温度等の相関関係をAI解析しながら、安定・高精度加工を実現する制御システムを開発しました。開発での苦労話や今後の方向性などについてご説明させていただきます。

<講演者>
池上金型工業株式会社
技術開発グループ
グループ長 松澤 隆 氏

「センサ製造ライン用自動半田システムの構築」

<講演内容>
補助金で構築した自動半田システムによって、弊社では工数を大きく低減させることができました。今回のセミナーでは、開発における苦労話や注意点、今後の改善方針などについてご紹介させていただきます。

<講演者>
株式会社ビー・アンド・プラス
自動化推進室
チームスタッフ 太田 弘一 氏

 

(公財)埼玉県産業振興公社

新産業振興部 デジタル・技術支援グループ

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