特集
中小企業が取り組む本当の差別化とは? ~足し算的な差別化と、掛け算的な差別化~
今はものがあふれている時代です。
品質さえ良ければ売れていた時代から、どこも高品質でしかも似たような商品やサービスが多く、その中でお客さんから選ばれないといけない激しい競争の中にいます。
また、総人口は2015年(127,095 千人)から2021年では約160 万人も減少しています(図表1)。
さらに一番消費している団塊の世代が引退をし始め、購入しなくなってきており、収入も減少しているので消費量も上がらず、全体の消費量自体も減ってきているという問題も重なっています。
SNSなどのお金をかけずに誰でも集客することができるよ
うな媒体が増えたことで、以前よりもターゲット層にアプロー
チし、集客しやすくはなってきたものの、従来のような「安く売って数を取る」ような戦略では、目先の売り上げは上がるかもしれませんが、中・長期を見て考えてみるとかなり厳しい状況になることが想像できます。
どうやって少ない母数、消費量の中でも、自社の価値を高め、競合他社がひしめく中で、顧客から選ばれ生き残っていけばいいのか? を考えていくことが、中小企業にはさらに重要な命題になります。
-
-
- 差別化とは何なのか?
- 多くの差別化は足し算的
- 中小企業が取り組む本当の差別化とは?
- ターゲット自体を変える
- 提供している価値自体を変える
- セルフイメージを考える
- コンサルティング型の視点を取り入れる
- 取り組み事例紹介
- まとめ
-