アクセス埼玉 2021年7月号

特集

自動車「産業」の変化と「業界」変化

 2021 年4月、本田技研工業(ホンダ)が2040 年までに世界での新車販売すべてをEV(電気自動車)、FCV(燃料電池車)にすると表明しました。販売車両のすべてをEV、FCVに限定するとの表明は、HV(ハイブリッド車)勢力が強い日本企業では初めてのことです。
 一方で世界に目を向けると、Volvo(スウェーデン)、Jaguar(英国)などが先駆けてEV化を表明していました。Jaguarは2025年からEV専業ブランドに、Volvoは2030年までに新車販売のすべてをEVにすると表明したのです。2社の販売台数は約9.6万台、67.7万台(2020年実績)と、規模としては小さいのですが、全車両をEV化するという発表に世界が驚きました。

      • 世間を驚かせたホンダの電動車両化戦略
      • 拡大し続けるEV市場
      • 次世代自動車市場拡大に向けた産業変化
      • これまでの自動車産業とは異なるモビリティ産業構造
      • 今後のモビリティ産業は、ハード×ソフト