デジタル活用相談事例⑨(株)Writing World

デジタル活用相談事例⑨Writing World

相談企業プロフィール

企業名
株式会社Writing World
所在地
埼玉県草加市
業種、事業内容
ペン習字レッスン、書道教授、書作品の販売
従業員数
1名
URL
Instagram

課題

▶提供サービスが非常にニッチで、一般的な集客手法では価値が伝わりにくい
  • ペン習字・書道という専門性の高い分野であり、SNSなどの短文・断片的な発信では、サービスの本質や指導価値が伝わりづらい状況でした。
▶小規模事業者のため、時間・人材・資金といった経営資源が限られている
  • 従業員1名体制の中で、継続的な更新作業や高頻度の発信を前提とした施策は大きな負担となります。
事業者本人の強みをより活かす観点から、発信手法の見直しが考えられる
  • 「文章を書くことは得意だが、頻繁な情報発信やITツール操作は苦手」という意識があり、SNS運用が精神的な負担になります。
外部業者や流行に振り回され、主体的な判断が難しくなっていた
  • 過去の外注や流行施策で成果が出なかった経験から、「次に何を選ぶべきか分からない」状態に陥っていました。



提案

▶サービスの思想や価値を“まとまった文脈”で伝えられる電子書籍を活用
  • 専門性が高く短文発信では誤解されやすいため、独自メソッドや指導思想を一貫して説明できる電子書籍を集客の軸とし、これにより、初見の顧客にもサービスの本質が伝わる形を整えました。
▶「一度作れば継続活用できる」集客手法を選択
  • 継続的な更新や運用を前提とする施策は、1名体制では長期的な負担になると判断しました。一度制作すれば活用し続けられる施策に集約することで、事業として無理のない運用構造を整えました。
事業者の強みである「文章力」を最大限活かす施策に集中
  • 頻繁な発信やツール操作は本人の特性と合わないことが分かり、無理に続ける方針は取らずに文章で価値を伝える力(=強み)を活かす形に整理することで、本人が納得して取り組める状態としました。
施策選定の判断軸を明確化し、主体的に選択できる状態へ整理
  • 流行や外部提案に左右されていた状況を踏まえ、「強みを活かせるか」「継続可能か」という基準を整理し、自ら判断できる状態へ立て直しました。




見込まれる効果

▶全国規模での認知拡大と、専門家としての信頼性向上
  • 電子書籍という形で指導理念や独自メソッドを整理して発信することで、地域や口コミに依存しない認知獲得が可能となり、専門家としての立ち位置が明確になります。
▶事業者自身が無理なく継続できる集客モデルの確立
  • 頻繁な更新や運用を必要としないため、日々の指導業務に支障をきたすことなく、安定した集客が見込まれます。
価格競争に巻き込まれない、独自性の高いサービスへの誘導
  • 強みを活かした発信により、価格ではなく「考え方・指導価値」に共感した顧客とのマッチングが可能となります。
外部業者への過度な依存を減らし、自立した事業運営の実現
  • 「なぜこの施策を選ぶのか」を言語化できるようになり、今後の施策選定においても、自ら判断できる状態が整います。


解決に向けての伴走支援

展望

今後は、電子書籍を起点とした集客を進めながら、体験サービスや短期コースなど、段階的なサービス設計を進めていく予定です。
事業者様が本来注力すべき『指導品質の向上』と『顧客満足』に集中できる環境を整え、無理のない形で事業を成長させていくことが、持続的な経営につながると考えています。

相談者様から一言

公社様のデジタル活用相談については、県の事業者支援情報検索アプリで知り、会社の経営について相談させていただきました。
これまで当教室はマンツーマン指導を中心としており、口コミで多くの方にお越しいただいておりましたが、新規、本当に字を上手くしたいと願う方に知っていただくための方法についてご相談いたしました。
当社の指導は「動き」から文字を整える独自の内容であるため、SNSでは本質が伝わりにくく、また誤った形で模倣されてしまう可能性への不安もありました。そのような課題に対し、電子書籍という形で正しく伝えていく方法をご提案いただきました。
 川村コンシェルジュには、多角的な視点から具体的かつ的確なアドバイスをいただき、大変感謝しております。今回のご支援を通じて、今後の展開に大きな可能性を感じております。

担当したDXコンシェルジュから一言

川村コンシェルジュ
事業者様のサービスは、非常に専門性が高く、かつ社会的意義の大きい、素晴らしい事業です。一方で、その価値が伝わりにくいという「ニッチ事業ならではの難しさ」を強く感じました。
重視したのは、事業者様ご本人が無理なく続けられる方法を見極めることです。当初は、SNSや動画などの取り組みにチャレンジしましたが、最終的に「文章を書く力」という当社の強みを最大限活かした電子書籍という選択にたどり着けたことが、大きな成果であると考えます。
小規模事業者にとって重要なのは、限られた経営資源を、自身にマッチした最も効果の出る方法に集中させることです。当社の事例は、その重要性をよく示していると感じています。

CONTACT

お問い合わせ先

DX推進支援グループ
〒338-0001 埼玉県さいたま市中央区上落合2-3-2 新都心ビジネス交流プラザ3階
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