「平成30年度第2回軽量化研究会」を開催しました【開催日:8月30日(木)】

次世代自動車支援センター埼玉が主催する「軽量化研究会」では、次世代自動車の重要課題である車両の軽量化をテーマとして、最新の技術情報や先進企業の取組みなどを紹介しています。
今年度2回目の研究会では、ステンレスやアルミ、チタンなどの金属粉末を材料とし、軽量化や高機能化を可能とする造形方法として注目される金属3Dプリンティングをテーマに取り上げました。
講師を務めた東北大学 金属材料研究所の千葉晶彦教授は、前半は金属積層造形技術の特徴と可能性について言及。後半は3Dプリンターの技術開発に積極的に投資し、航空機部品製造などで活用している欧米や中国の最新動向を紹介し、今後のものづくりのパラダイムシフトについて説明していただきました。
株式会社ACR 研究開発部の野口宏部長は、純正以外の金属粉末を導入した独自の積層技術開発の顛末記を紹介。金属3Dプリンターで製作した「軸付タービン」「インジェクターホルダー」など10点以上のパーツも展示していただきました。

<テーマ>「金属3Dプリンターが拓く新しいもの造り」

開催日時:平成30年8月30日(木)13:30-16:30
場  所:新都心ビジネス交流プラザ4階 会議室C
参加者 :23社27名

<軽量化研究会パンフレット>

研究会 次第

1  軽量化研究会の紹介 および 参加企業の自己紹介

次世代自動車支援センター埼玉 技術開発コーディネーター 乙部 豊


2 「金属積層造形技術の応用と研究開発動向―電子ビーム積層造形技術の特徴と可能性について―」

<講師>東北大学 金属材料研究所 教授 千葉 晶彦 氏


3 「オープンパラメータを活用した金属粉末の調達と独自技術」

<講師>株式会社ACR 研究開発部 部長  野口 宏 氏


講演者プロフィール

【 千葉 晶彦 氏 】
東北大学工学部金属材料工学科を卒業後、民間企業に就職。その後、岩手大学工学部の助手、助教授、教授として17年間勤務する。2006年から東北大学金属材料研究所にて主に金属合金の加工プロセスに関する研究を行っている。国内では先駆となる電子ビーム積層造形技術に関する研究には2010年から取り組んでいる。

【 野口 宏 氏 】
1978年から株式会社DNKで自動化・電子部品製造機の研究開発に従事。1988年、JUKI株式会社に入社し工業用ミシンの縫目の研究開発に携わる。2013年、株式会社ACRに入社。排気ガス浄化や自動車部品関連の研究開発に従事するかたわら、金属3Dプリンターを活用した社内試作部品のコストダウン、高精密化に挑んでいる。

当日の様子

次世代自動車支援センター埼玉
技術開発コーディネータ 
乙部 豊
東北大学 金属材料研究所
教授   千葉 晶彦 氏
株式会社ACR 研究開発部 
部長  野口 宏 氏
講義に熱心に耳を傾ける参加者
講義終了後は歓談を通じて交流を深めた 金属3Dプリンターで製造したパーツに高い関心を示す参加者