「平成28年度第3回軽量化研究会」を開催しました(開催日:11月24日)

次世代自動車支援センター埼玉では、「自動車に活用できる接合・接着技術」をテーマに、平成28年度第3回「軽量化研究会」を開催しました。
最初の講演では、株式会社神戸製鋼所の今村美速様から、自動車の車体や部品にアルミニウム合金材を適用する際に有効となる様々な接合法、それら接合法の選定において留意すべき点についてお話していただきました。また、アルミ材と鋼材の特性差が溶接に及ぼす影響や代表的なアルミ接合法の品質比較を例示しつつ解説していただきました。
2番目の講演では、東京工業大学の佐藤千明先生から、接着剤の種類や工法、およびマルチマテリアル化への対応やリサイクル技術などについて、サンプルを用いて適用例を紹介していただき、接着技術を取り巻く最近の動向についても解説していただきました。
これら2つの講演で、接合・接着技術についての理解をより深めることができました。
講演後の質疑応答でも、講師のお二人には丁寧に回答をしていただき、参加企業の研究開発についてのアドバイスや、接着材メーカーの紹介などもしていただきました。
講演に先立ち、参加各社から自己紹介をしていただいたことでお互いの事業概要がわかり、休憩時間や講演終了後には参加企業間での名刺交換や講師への個別の質問など積極的な交流が図れたようです。
参加者からは、「講演内容は期待以上」「今後の事業活動に参考になった情報がたくさん得られた」などの感想が多数ありました。
今回も対象者を当軽量化研究会会員企業に限定せず一般企業にも広げて開催し、当センターの支援事業や軽量化研究会活動のPRにもなったようです。

開催日時:平成28年11月24日(木)13:30~16:30
場所:新都心ビジネス交流プラザ4階 会議室C
参加者:13社21人

講演会パンフレット


内容

1 軽量化研究会の進め方

次世代自動車支援センター埼玉 アドバイザー 乙部 豊4065a


2 アルミニウム材による自動車軽量化に活用できる接合技術

<講師>4077a
株式会社神戸製鋼所
アルミ・銅事業部門 技術部 接合技術研究室
室長 今村美速氏

<プロフィール>
1990年に神戸製鋼所に入社以来、現在に至るまで接合技術の開発業務に従事。特に自動車の軽量化材料であるアルミ材の適用拡大に向けて、車体構造組み立ての観点から接合工程の前後工程について知見を広めつつ、アルミ材ならではの特性を生かした工法の開発に取り組み、接合用フランジ成形と、かしめ接合を一括して行うことができる電磁成形接合の実用化に成功した実績を持つ。


3 自動車のマルチマテリアル化を支える接着技術

<講師><4089a
東京工業大学 科学技術創成研究院
准教授 佐藤千明氏

<プロフィール>
東京工業大学工学部機械物理工学科卒、同大学院精密機械システム専攻修士課程修了後、同大学精密工学研究所助手を経て同助教授(2007年より准教授)となる。2016年の精密工学研究所閉鎖に伴い、現在は科学技術創成研究院に所属。専門は固体力学、接着工学、複合材料工学。「クルマの軽量化技術展」などで講演も行い、自動車における接着技術分野で活躍している。


 

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参加者からの質問にも丁寧に答えていただきました。